自動車メーカーを解雇された元期間工や派遣労働者と労働組合が2日、「社長さんに会いたいツアー」を行い、トヨタ自動車や日産自動車、三菱ふそうトラック・バスなど6社を回った。参加者は訴訟で解雇の無効や社員としての雇用を求めており、「誠実に対応して」と訴えた。 各社は玄関先などで総務部社員らが対応。元従業員の「路頭に迷った人がいる」「社長さんと話したい」との訴えに対し、「コメントはできない」と繰り返した。 ツアーを主催したのは首都圏青年ユニオン、全日本金属情報機器労組(JMIU)など3労組で、元非正規従業員ら32人が参加した。日産自動車で派遣の事務職として働いていた女性(28)は「冷たい対応だった。仲間だと思っていたのに向こうはそうでなかったと気付いて、ショックだった」と話した。 【関連ニュース】 ・ 「消費税」など議論すれ違い=経団連、民主と政策対話 ・ メンタルヘルス不調者「増加」