大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(以下、NII)は24日、日本の博士論文を一元的、網羅的に検索でき、電子化されて公開されている論文については、本文も表示・閲覧できる国内唯一のサービス「CiNii Dissertations(サイニィ ディザテーションズ)」の試験運用を開始したことを発表した。無料で、誰でも利用できる。 「CiNii Dissertations」は、国立国会図書館が所蔵している1923年9月以降の国内博士論文約57万件、国立国会図書館が1991年度から2000年度までに受け入れて電子化した「国立国会図書館デジタルコレクション」約13万件(電子化された本文データを含む)、および各大学の機関リポジトリにおける収録データ合計約13万件のデータを検索できるサービス。 従来、博士論文を利用したい場合には、国立国会図書館や大学の蔵書検索をそれぞれ調べていかな