Europeanaが、2016年2月24日に、2016年のビジネスプランを発表しています。 “Creating Cultural Connectons”と称する2016年のビジネスプランは、今後2年間(2016~2017年)の優先事項に焦点をあてており、“Europeana Strategy 2015-2020”で設定された目標、 ・Create value for partners ・Improve data quality ・Open the data に、4つ目として、 ・Strengthen the Europeana ecosystem を加えているとのことです。 今回のビジネスプランは、今後2年間を対象としたものではあるが、この1年間の状況を踏まえて、次年度もビジネスプランは更新するとのことです。 How can we create stronger cultural conn
http://pro.europeana.eu/files/Europeana_Professional/Publications/Metadata%20Quality%20Report.pdf Europeanaのメタデータマネジメントの実態が垣間見える“Report and Recommendations from the Task Force on Metadata Quality”(2015年5月)という報告書をざっと読んだ。 図書館界隈でもウェブ上に分散するシステムからメタデータをアグリゲートして大規模なデータベースを構築するという例は少なくない。そういったシステムにおいてはしばしば汚いメタデータと格闘するはめになる(はずだ)が、その実態を知る機会は少ないのでこの報告書はとてもありがたい。特に多言語環境のメタデータマネジメントの苦労は気になるところだった。 報告書の概要はカレント
12. 12 EDM Basis • OAI-ORE(オブジェクトのメタデータとデジタル表現を整理するための ) オープンアーカイブのオブジェクトの再利用・交換に関するプロトコル “Open Archives Initiative – Object Reuse and Exchange(OAI-ORE)” • Dublin Core (記述メタデータのための ) ウェブ上の情報資源のメタデータ記述に標準的に使用される語彙の通称。 (国立国会図書館メタデータ関連用語集より) • SKOS (概念的な語彙表現のための ) さまざまな分類体系を記述するための言語仕様。図書館で利用される書籍の分類ルー ルなどの知識体系をXMLで表現することが可能で,セマンティックWeb実現につながると している。(ITpro by 日経コンピュータのニュースより) • CIDOC-CRM (イベントとオブジェクト
動向レビュー 欧州の文化遺産を統合するEuropeana 一般社団法人情報科学技術協会:時実象一(ときざね そういち) 1.はじめに 近年、Europeanaへの関心が高まっている。文化庁の文化関係資料のアーカイブに関する有識者会議の「中間とりまとめ」(2014年8月27日)(1)においては、「文化関係資料のアーカイブの将来的な全体像」の中核が「文化ナショナルアーカイブ(日本版ヨーロピアーナ)」であると書かれており、Europeanaが日本が目指すべきモデルと取られていることがわかる。また、2015年1月20日には、国立国会図書館において国際シンポジウム「デジタル文化資源の情報基盤を目指して:Europeanaと国立国会図書館サーチ」が開催され、Europeana執行委員のニック・プール(Nick Poole)氏らが講演した(2)。アーカイブに関する書籍でもEuropeana について論
2015年8月20日、Europeana Newspapersプロジェクトは、プロジェクトの最終報告書を公開しました。 プロジェクトは2015年3月に正式に完了したとのことで、2,000万ページ以上の新聞がEuropeanaで検索可能で、約1,200万ページが欧州図書館(The European Library)で全文検索が可能です。また、デジタル化された新聞のフルテキスト化に役立つ無料でオープンソースなツールも開発・提供しています。 Europeana Newspaper専用のチャンネルが2016年に公開予定であることも明らかにしています。 Extrablatt! Final Report published!(Europeana newspapers, 2015/8/20) http://www.europeana-newspapers.eu/final-report/ Europea
Europeanaによるメタデータの品質に関する報告書 Europeanaは,2015年5月,メタデータの品質に関する報告書“Report and Recommendations from the Task Force on Metadata Quality”(以下報告書)を公開した。これは,2013年12月に設置されたメタデータの品質に関するタスクフォースの活動の成果である。 Europeanaには欧州の3,000を超える機関からのメタデータが集積されているが,メタデータの品質が切迫した問題となっている。報告書では,メタデータの品質に大きな影響を及ぼす7の要因を定義し,品質改善のための提言をしている。 ●高品質のメタデータの定義 報告書では,高品質のメタデータを,次の7点で定義している。 (1)信頼できるプロセスを経て作成されていること (2)発見可能性があること (3)可読性があるこ
Europeanaは、2015年6月17日、Europeana Data Model (EDM) に関する白書を公表しました。 この白書ではEDMの近年の発展を概観しており、文化遺産のデータにとって適切なフレームワークであり続けるための理念が強調されています。 内容はEDMの概要、EDMの発展とモデルとしての精緻化、EDMの活用と普及などで構成されており、 ・Europeana FoundationはEDMの柔軟性の維持や関連文書の十分な提供のために最善を尽くしており、その柔軟性により”Europeana Sounds”のような特定のアグリゲータのデータのためにEDMを容易に拡張できたこと ・EDMがEuropeanaのほか米国デジタル公共図書館(DPLA)やドイツデジタル図書館(Deutsche Digitale Bibliothek – DDB)などでも使用されていること などが言及さ
Europeanaは、2015年5月13日、メタデータの品質に関する報告書を公開しました。これは、メタデータの品質に関するタスクフォースの、2013年12月から2015年5月までの活動の成果とのことです。 Europeanaには3,000を超える機関からメタデータが送信されるが、データの集積機関とEuropeanaの双方が定期的にメタデータをチェックしているにも関わらず、メタデータの品質の調整が切迫した問題であるとして、この報告書では、データ提供機関の動機、技術的要件、メタデータの内容などがメタデータの品質に及ぼす影響について考察し、メタデータの品質改善のための提言をしているとのことです。 報告書では、高品質のメタデータを、 ・信頼できるプロセスを経て作成(Resulting from a series of trusted processes) ・発見可能性(Findable) ・可読性
Europeana – a database containing European digital cultural heritage objects – recently introduced query translation in order to aid users in searching the collections regardless of language. The user enters query terms, and the portal searches for those terms in multiple languages. This article discusses the technical details of query translation with the aim of assisting similar projects to impl
Europeanatech2015.eu is no longer available here. Please visit pro.europeana.eu/event/europeanatech-2015 instead. How to Fuse Technology With Creativity Creativity and technology go hand in hand, and nowhere more so than in the marketing industry. Here, innovation is welcomed, and in fact, necessary to stay ahead of the competition. With advances in creative technology, the choice of marketing too
最近、Europeana がすごいということで各方面が大変賑わっているのですが、プロジェクトや政策としてのすごさはよく伝わってくる割に、内容についての話があんまり聞こえてこないので、実際にどれくらいのところに来ているのか、試してみました。 といっても、残念ながら、筆者は、Europeanaが得意とする(であろう?)ミュージアム関係のことはよくわからず、そもそも欧米の文物の研究というのも専門的に扱う能力はないので、(たとえば「Hamlet」で検索したりするとすごいことになるのでこれがどれくらいすごいのか専門的に理解できないというのはとても残念ですが)、仏典がどうなっているか確認してみることにしました。念頭にあるのは、大英図書館やフランス国立図書館のWebサイトで大規模に公開されていることをすでに把握している敦煌文書です。やはりここはメジャー路線ということで、ちょっと法華経(妙法蓮華経)につい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く