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出版流通に関するks0222のブックマーク (47)

  • また取次会社が破綻!取次業界、本格的崩壊期へ突入か…出版業界で連鎖破産の兆候

    2月5日に自主廃業を宣言し私的整理を進めていた太洋社が3月15日、ついに自己破産を東京地裁に申請し、法的整理に移行した。同日には出版社や書店に「万策尽きた」とするファックスが送信され、翌週の22日には東京地裁から「破産手続開始通知書」が出版社など債権者らの元に送られた。 それによると、太洋社がどの程度の支払い能力があるかを債権者らに知らせる「財産状況報告集会」は9月20日に開催されるという。東京商工リサーチによると、破産申請時の負債は43億7635万円。その9割近くに相当する39億260万円が出版社の債権者1877社に対するものだという。 2月8日に開いた出版社・書店向け説明会で太洋社の國弘晴睦社長は、「現時点では自主廃業できると考えている。特別清算などに移行することは、現時点ではない」と法的整理をきっぱり否定。債権者にとって太洋社の支払いを期待させる「自主廃業」を強調した。それにもかかわ

    また取次会社が破綻!取次業界、本格的崩壊期へ突入か…出版業界で連鎖破産の兆候
  • 太洋社に連鎖、書店14社が休廃業 東京商工リサーチ調査

    出版取次中堅の太洋社が自己破産を申請するまでの一連の動きに連鎖し、書店の休廃業が相次いだ。東京商工リサーチによると、3月14日までに14社(個人企業含む)・16店舗が休廃業。倒産した芳林堂書店とあわせて15社に連鎖したとしている。 太洋社は、2月5日に自主廃業に向けた動きに入ると発表。その時点で約300法人・800店舗の書店と取引していた。 東京商工リサーチによると、太洋社の動きに連鎖して閉鎖・休業を発表した書店は、茨城県つくば市の友朋堂書店、鹿児島市のひょうたん書店、さいたま市の愛書堂書店、北九州市のアミ書店など14社16店舗。複数店舗を運営していたのは友朋堂書店のみで、残りの13社は1店舗のみの零細事業者だった。 これらの書店は多くが地方にあり、「このままでは地域に書店が一店舗もない『書店空白エリア』が拡大する恐れがある」と指摘。「取次業者のパイの奪い合いのしわ寄せは、地域書店と地方の

    太洋社に連鎖、書店14社が休廃業 東京商工リサーチ調査
  • 出版不況は終わった? 最新データを見てわかること

    出版統計を見て暗い気分に こんにちは。先日、2015年の出版統計が発表されました。それによると、書籍も雑誌も、2014年に引き続き、さらに売り上げが減少しました。 2月5日には、中堅出版取次の太洋社が業績不振を受けて自主廃業の検討に入ったとの報道もあり、「出版不況がさらに深刻化した」との論評が相次いでおります。 元データ(財団法人全国出版協会・出版科学研究所)にあたってみますと、特に、雑誌の数字が悪いですね。 書籍が、前年比▲1.7%と微減にとどまった(7419億円)のに対し、雑誌は、▲8.4%と、大きく落ち込みました(7801億円)。 2014年は、書籍が前年比▲4.0%、雑誌が▲5.0%でしたから、2015年は、書籍はやや持ち直した一方で、雑誌はさらに悪化した、ということがわかります。 上のグラフを見ても、緑(書籍)と比べて、赤(雑誌)の下落カーブが急ですね。 出版物の売り上げは、19

    出版不況は終わった? 最新データを見てわかること
    ks0222
    ks0222 2016/02/10
    「旧来の雑誌が担っていた機能が急速にウェブに移行するとともに、従来の雑誌を担っていたプレイヤーやリソースが、徐々に「書籍」の方へ寄って行こうとしているのかもしれません。」
  • 大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB] - 中堅の出版取次業者 株式会社太洋社 自主廃業視野、説明会開催へ

    TDB企業コード:985393693 「東京」 (株)太洋社(資金1億8000万円、千代田区外神田6-14-3、登記面=東京都中央区銀座2-2-20、代表國弘晴睦氏、従業員100名)は、自主廃業も想定し、会社の全資産の精査ならびに取引先である書店の帳合変更などを進める方針を2月5日付で明らかにした。  当社は、1946年(昭和21年)3月創業、53年(昭和28年)8月に法人改組された。国内中堅の出版取次業者として、書籍・雑誌・教科書およびステーショナリーなどの取次販売を手がけていた。特にコミックの扱いには力を入れ、「コミックの太洋社」と言われるなど業界での評価は高く、2005年6月期には年売上高約486億6700万円を計上していた。  しかし、近年は出版不況の影響を受けて当社業績も低迷。中小書店の廃業や新規取引先の開拓不足などから得意先は減少していた。最近ではウェブ情報の台頭で雑誌販売

  • アマゾンはリアル書店で何をたくらむ?

    アマゾンが11月の初めにシアトル郊外のショッピングモールの片隅に「アマゾン・ブックス」という屋をオープンして2ヶ月が経つ。「出版社との関係構築が目的」とだけ発表したアマゾンは、誰とどんな関係を築こうとしているのか。 日ではアマゾンが意図する「中抜き」は、出版社ではなく、取次のようだ。大手には甘い取引条件なのに対して、これまではなにごとも後回しにされがちだった中小出版社に対し、アマゾンは「うちに直接おたくのを卸せば六・六掛け(正味66%)にするよ」などと説明しているとか。 アメリカではそのへんはどうなのか? アメリカでは独禁法により、取次業者が大手出版社に対する取引条件を優遇することが禁じられている。また、どんなに小さな屋さんでも、ホールセラー(日の取次に相当する流通業者)から最大手のバーンズ&ノーブルと同じ条件でを調達できる。書店の規模によって違うのは注文数に応じたディスカウン

    アマゾンはリアル書店で何をたくらむ?
  • [覚書]国立国会図書館の納本制度を利用した詐欺について

    概要http://tanteiwatch.com/27373 高額なAmazon等を利用し流通させているようにみせかけた上で 国立図書館に納し,代償金をせしめているのではないかという問題について。 多分に憶測が混じっていますが。 「国立国会図書館は中身を見て気が付かなかったのか?グルではないのか?」http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/preservation.html 納入される資料は「毎週」1万点以上であり,どう考えても精査は不可能です。 また、出版点数が少ない学術書などで定価が万を超えることはザラであり, そういう意味でもエラーチェックは困難だったと推測されます。 「冊数で納対象を規定すべきでは?」http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/deposit/qa05.html 「社史・団体史等の自費出版でも、相当の

    [覚書]国立国会図書館の納本制度を利用した詐欺について
  • 図書館はベストセラーをどれだけ買い込んでいるのか?--「村上海賊の娘」のデータを調べたら頭が混乱した話

    佐藤氏は、和田竜さんのベストセラー『村上海賊の娘』(上下巻)を例にとり、全国の公共図書館における所蔵数を調べた結果を示して、次のように述べています。 “私見ですが、図書館を「読書のための施設」と見なす一般認識、この「読書」という言葉が公の機関である公立図書館と民業である書店の役割分担において混乱を招いているように思えてなりません。(中略)「楽しみとしての小説等の読書」、「教養の習得」、「学習」、「調べもの」、「研究」というような順になるのではないか。図書館の役割分担で言えば、(中略)市区町村立図書館は、「調べもの」から「教養」・「楽しみとして読書」の中間あたりまでが受け持ちではないでしょうか。” 要するに公共図書館(特に、市町村立図書館)は、もっと「調べもの」「教養」の機能に力を注ぎ、「楽しみとしての小説等の読書」の提供は、書店に任せるべきだ、というわけです。 新潮社との連携プレー、という

    図書館はベストセラーをどれだけ買い込んでいるのか?--「村上海賊の娘」のデータを調べたら頭が混乱した話
  • 「本が売れぬのは図書館のせい」というニュースを見たのでデータを確かめてみました

    こんにちは。この連載では、何度か図書館について取り上げてきましたが、昨日(10月29日)、こんなニュースが飛び込んできました。 “図書館関係者が多くを占める会場で、新潮社の佐藤隆信社長が、売れるべきが売れない要因の一つは図書館の貸し出しにある、と口火を切った。佐藤社長は、ある人気作家の過去作品を例に、全国の図書館が発売から数カ月で貸し出した延べ冊数の数万部のうち、少しでも売れていれば増刷できていた計算になると説明。(中略)新潮社を旗振り役に大手書店やエンターテインメント系作家らが、著者と版元の合意がある新刊について「貸し出しの1年猶予」を求める文書を、11月にも図書館側に送る予定だ。” 出版不況の一因は、無料でを貸し出す図書館にある。こういうことは昔から言われていたわけで、筆者も一度取り上げたことがあります。ですが、ここへ来て出版界の声が、さらにヒートアップしてきた印象があります。

    「本が売れぬのは図書館のせい」というニュースを見たのでデータを確かめてみました
  • Listening:<そこが聞きたい>本の「買い切り」 高井昌史氏 | 毎日新聞

    全国の屋を元気に 紀伊國屋書店社長・高井昌史氏 大手書店・紀伊國屋書店が、10日発売される村上春樹さんの新刊書10万部のうち9万部を買い切り、自社店舗などの直接販売に加えて、他の書店にも卸す−−。8月下旬、従来の商慣習を覆す試みが明らかになると、出版・取次業界に激震が走った。同社トップの高井昌史社長(68)に狙いを聞いた。【聞き手・木村光則、写真・後藤由耶】 −−村上春樹さんの「職業としての小説家」(スイッチ・パブリッシング刊)の初版の9割を買い切る=1=狙いは何ですか。 再販売価格維持制度の下、出版社がの価格を決め、取次店がを大量に仕入れて書店にばらまき、売れずに大量に返品される。従来の出版流通のあり方は金属疲労を起こしています。以前から弊社では出版社から直接、を買い切る試みを続けてきました。今回はその延長線上にあります。 −−書店にのみ卸すということですが、アマゾンなど「ネット

    Listening:<そこが聞きたい>本の「買い切り」 高井昌史氏 | 毎日新聞
  • 栗田出版販売が民事再生申し立て 出版取次業者では過去最大の負債額

    帝国データバンクによると、雑誌・書籍取次販売業者の栗田出版販売が6月26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。負債は2014年9月期末時点で約134億9600万円。出版取次業者の倒産では過去最大の負債額となる。 同社は1918年(大正7年)6月創業で、1948年に法人改組された。週刊誌や月刊誌など雑誌類を主体に書籍、文庫、児童書、コミック、専門学術書など幅広いジャンルを仕入れ、約1800店内外の全国の書店に販売。1991年10月期には約701億7900万円を計上していた。 しかし、近年は書籍の販売数が減退する中で、減収基調が続き財務面も悪化。同業者との業務提携やグループ内での経営効率化などを進めていたが、2014年9月期の年売上高は約329億3100万円に減少し、債務超過に転落していた。 関連記事 出版社の倒産、14年度は5割増 消費税引き上げが影落とす 帝国データバンク 帝国データ

    栗田出版販売が民事再生申し立て 出版取次業者では過去最大の負債額
  • 「出版」をなくせばうまくいく?本を書いてわかった出版業界のビジネスモデルが抱える課題 | Social Change!

    拙著『「納品」をなくせばうまくいく』が発売されて早くも半年以上が経ちました。たくさんの方に読んで頂いて感謝です。「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書 大賞 2015」で、大賞にも選んで頂きました!ありがとうございました。 拙著の話はさておき、この記事では書籍の出版という経験を通じて私の感じた出版業界について書きました。 出版業界ならではの不思議な制度 これまで数冊のを出していましたが、企画から考えた単著としては今回が初めての経験でした。以前に執筆したときと違い、今は経営の仕事をしているためか、出版という事業についても色々と気付くことがありました。 出版業界は非常に歴史のある業界で、そこには様々な取り決めや商習慣があって、それに従わなければを出すことはできません。門外漢からすると不思議でならない制度もたくさんあります。 例えば、書店は売れないはペナルティなしで自由に出版社

    「出版」をなくせばうまくいく?本を書いてわかった出版業界のビジネスモデルが抱える課題 | Social Change!
    ks0222
    ks0222 2015/02/25
    これはなかなか興味深い。システム開発の業界と似たような課題を出版界も抱えているという主張。
  • Yahoo!ニュース - <書店空白>新刊買えない332市町村 1日1店消滅の割合 (毎日新聞)

    新刊を扱う書店が地元にない自治体数が、全国で4市を含む332市町村に上り、全体の5分の1に上ることが、書店情報を集計している出版社の調査で分かった。東京への一極集中や人口の急減によって、将来的に生活基盤が失われる恐れがある「消滅可能性都市」と一致する自治体が多い。一方、「地方の活字文化の拠点を残そう」と書店を復活させる動きも出ている。 調査は、書店のデータベース「ブックストア全ガイド」を発行する出版社アルメディア(東京都)が、取次店から仕入れている書店を対象に実施した。「書店空白」の4市は、北海道歌志内(うたしない)▽茨城県つくばみらい▽宮崎県串間▽鹿児島県垂水(たるみず)。つくばみらいを除けば、出産の中心世代となる若年女性が2040年までに半減し「消滅可能性」を指摘された自治体だ。都道府県別では、(1)北海道47市町村(2)長野35町村(3)福島22町村−−の順に「書店空白地域」が多

    Yahoo!ニュース - <書店空白>新刊買えない332市町村 1日1店消滅の割合 (毎日新聞)
  • クレイグ・モド ぼくらの時代の本 第1回 「iPad時代の本」を考える- DOTPLACE

    Illustration:Luis Mendo 紙のが死につつある。 代わりに電子のが飛躍。 そして誰もが混乱している。 悲しむ必要はあるのだろうか? 出版業界の足元がゆらぎ、同時にAmazonKindleの売り上げ台数が急伸する中、旧来の「」への思い入れを捨てきれない人々はこうした事態を嘆くばかりだ。だが当に涙を流す必要があるのだろうか。 今消え失せようとしているのは ――読み捨てられるためのペーパーバック ――空港の売店で売られているようなペーパーバック ――ビーチで時間つぶしに読むようなペーパーバックだ。 失われつつあるのは、ゴミとして捨てられる運命にあるようなばかりなのだ。見映えも保存性も、耐性さえも考慮されずに印刷されている。一度だけ消費され、その後は捨てられるだけの。引越作業の際は真っ先にゴミ箱行きになるような。 まず姿を消すのは、そうしただ。今、はっきりと

    クレイグ・モド ぼくらの時代の本 第1回 「iPad時代の本」を考える- DOTPLACE
  • 出版3社がAmazonへの出荷停止を発表 ~Amazon Studentプログラムが再販契約違反にあたるとして抗議

  • アメリカの電子書籍、“ブーム”は終了

    2013年の書籍総売上の数字がAAP(全米出版社協会)から発表された。これは会員となっている約1200社の売上(つまり卸値)を計上した数字で、日で書籍の売上が発表されるときの末端小売価格でのの総売上げとは違うのでご用心を。 書店での総売上金額は、ニールセン社がやっているPOS集計の書籍売上サービスBookScanの数値などから想定するしかなく、具体的な数字は今年後半にならないと上がってこないだろう。AAPの数値にしても、メンバー社の報告のみなので全てをカバーしているわけではない。 それによると2013年の書籍総売上は約150億ドル、前年比で1%増。私が機会あるごとに日の出版業界に向けて言ってきたように、アメリカは日のような「出版不況」という状況にないので、2008年9月のリーマンショックの翌年を除けば、書籍の売上はここ15年ほど毎年数%ずつ微増している。この間の米経済インフレ率を考

    アメリカの電子書籍、“ブーム”は終了
  • 電子書店サービスが終了したら、買った本は読めなくなるの? (ダ・ヴィンチニュース) - Yahoo!ニュース

    最近、電子書店を終了するというニュースが相次いでいます。町の屋さんが閉店して、そこでが買えなくなるのと違って、電子書店の終了は「それまでそのお店で買ったも読めなくなる」という心配につながります。それはなぜなのか? そしてどんな対策が考えられるのか? 今回は最近のニュースをもとに考えて行きましょう。 画像付きのもっと詳しい記事はこちら ●大手も撤退? 「引き継ぎ」がキーワードに いわゆる「電子書店元年」以前も、日には電子書店がたくさん存在していました。携帯電話でマンガを読むという文化が2000年代からあったからです。そこに、専用端末やスマホ・タブレットで文字ベースのを読むスタイルが加わったため、大小さまざまな電子書店が存在することになりました。 代表的な電子書店を主とするものだけでも、アマゾンのKindle楽天のKobo、ソニーのReader Store、紀伊國屋書店のKi

  • TechCrunch | Startup and Technology News

    After Apple loosened its App Store guidelines to permit game emulators, the retro game emulator Delta — an app 10 years in the making — hit the top of the…

    TechCrunch | Startup and Technology News
  • 街中から書店が消える……ニュースに上がるネット書店の影響は大嘘!? (サイゾー) - Yahoo!ニュース

    街中から書店が消える……ニュースに上がるネット書店の影響は大嘘!? サイゾー 2013年12月28日(土)19時30分配信 近頃、「書店が消える……」というニュースを目にする機会が多くなった。紙の書籍が売れないご時勢、といってしまえば、身も蓋もないが、神戸の海文堂書店などの老舗・有名書店が閉店するたび、新聞・雑誌・ウェブニュースでは「中小書店の危機」などという見出しで、こうした事実について報じている。 関連情報を含む記事を読む  まだニュースとして報道されてはいないが、スーパーチェーンのサミットが運営する書店・ブックスゴローも来年9月までに全店を閉鎖し、書店事業から撤退するそうだ(スーパーのレジ前にある雑誌コーナーは残すようだが)。同じく、群馬でスーパーを運営するフジタコーポレーションも2013年11月、子会社の書店・ファミリーブックをレンタル大手のゲオに譲渡すると発表した。ファミリーブッ

    街中から書店が消える……ニュースに上がるネット書店の影響は大嘘!? (サイゾー) - Yahoo!ニュース
  • 電子書籍で世界がもっと楽しくなる方法を考えよう 「売れる・売れない」を超える「第三極」のために

    電子書籍で世界がもっと楽しくなる方法を考えよう 「売れる・売れない」を超える「第三極」のために:部屋とディスプレイとわたし(1/5 ページ) 「売れる・売れないの二極化」という紙の書籍の実情は電子書籍にも当てはまる。だがせっかくの変動期、「書きたかった」「読みたかった」をつなぐ仕組みで電子書籍から新しい「第三極」は生まれないか。作家、堀田純司さんの論。 ついにAmazonKindleストアのサービスがはじまり「黒船もとうとう来た。それどころかペリーも上陸しちゃったよ」という状況の電子書籍。思えば2010年になるiPadの発売以来、何度かのうねりを迎えながらもまた注目を集めています。 しかしそこで私が気になるのは「日の各プレイヤーは、いったいどんなヴィジョンを電子書籍に描いているのだろうか」という疑問。みんなどんな展開を、電子書籍に求めているのでしょうか。 潜在顧客の発掘でしょうか。ネッ

    電子書籍で世界がもっと楽しくなる方法を考えよう 「売れる・売れない」を超える「第三極」のために
  • アマゾンは一般書の出版社として失敗したのか?

    一昨年のブック・エキスポでは元タイム・ワーナーブックス(現アシェット)CEOのラリー・カーシュバウムがアマゾン出版(amazon publishing)の発行人として抜擢され、ニューヨークに編集部を構えたというニュースで持ちきりだった。いよいよ一般書の出版社として中抜きどころか源泉から牛耳る気になったのだと。そのカーシュバウムがアマゾン出版を退任したことで、出版界は大きな騒ぎになっている。 「アルゴリズム出版」からジャンル小説、さらに一般書へ カーシュバウム就任以前の2009年から、アマゾンは少しずつ自分のところでを出し始めていた。Encoreというインプリントでは、他社から出て絶版になっていたタイトルや自費出版されたものから、売れそうなタイトルを見つけ出して再発行するというのをやっていた。そして他の国のベストセラーチャートを見て英語に翻訳して出したら売れそうなものを出すCrossing