「荒らし」や「ネットイナゴ」と言われる行為について、しばしば「組織的」とか「工作員」とか言われる人々が出現することがある。「組織的」とか「工作員」という概念はどういう状態を指すのか、ということについて考察を加えてみたい。 まずはじめに言っておきたいのは「組織的」な「工作員」相手に論争は基本的に無益である。相手はこちらの説得に耳を貸すことはない。一方的に自説を述べるだけである。しばしば「決めつけ」は「議論を閉ざす」という。しかし議論をする気がない相手に議論はできない。ここをまず念頭に置く必要がある。 「工作員」とか「組織的」とか言われた場合、一般に想起するのは、何らかの組織に所属していて、その組織のために命令を受けて行動することであろう。あるいはお互いにオフで、あるいはネット上でも連絡を取り合って役割分担をする、ということである。しかし実際そういうこともないではないが、少数派である。 「工作