amazonからのメールおすすめが初めて役に立った。予約注文しとこう。ドーキンスの『神は妄想である』の中で『千歳の岩』という名前で批判的に言及されていた本だ。原題が『ROCKS OF AGES』だから直訳としては千歳の岩で正しいが、さすがにわかりにくすぎるということで邦題がこうなったんだろう。 実をいうと『神は妄想である』はもうだいぶ前に読んだのだが、どう言及すればよいものか迷っている。ドーキンスの激しい一神教批判は100%正しいと考える一方、では宗教に対してどういう態度を取るべきかという部分にはあまり賛成できないからだ。もとより微妙な問題なので、誤解を招かずに書くには相当な分量が要りそうだ。 ドーキンスはその部分で、グールドの宗教に対する態度、つまりドーキンスから見れば妥協的であり過ぎることに対して、かなり強烈な批判をしていた。まあ確かにそうだ。こんなことを言う人間が人格的な神など信