昨年に続き、高濃度のセシウム汚染が確認された花見川河口(手前)部から荒川河口部方面を望む=千葉市美浜区で、本社ヘリ「あさづる」から(坂本亜由理撮影) 東京電力福島第一原発事故から四年半が過ぎた東京湾海底の放射性セシウム汚染の状況を、本紙は独協医科大の木村真三准教授(放射線衛生学)らと合同で調べた。本紙の東京湾調査は二回目。全般的に沖合の濃度は低かったものの、依然として河口周辺は高い汚染が残っており、関東平野に降ったセシウムが川で運ばれ、たまっている様子が明確に見て取れた。 (大野孝志、山川剛史)