名古屋高速道路公社は2月3日から、2号東山線の東山トンネル内に設置されている天井板を撤去する工事を始める。これに伴い、四谷―高針ジャンクション(JCT)間は同日から28日まで終日、上下線とも通行止めとなる。 2012年に山梨県の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故を踏まえた工事。東山トンネル内では2キロ余りの区間に、排ガスを換気するため、事故当時の笹子トンネルと同じ構造の天井板約9千枚がつり下げられている。劣化が深刻化する前に取り外し、換気用の送風機(ジェットファン)18基を設置。省エネのため、照明も発光ダイオード(LED)に取り換える。総工費は約44億円。 公社によると、約1カ月もの長期にわたる通行止めは初めて。期間中は春岡(東行き)、高針(西行き)の両入り口が閉鎖されるほか、名古屋第二環状自動車道から東山線への乗り入れもできなくなる。公社は一般道も含めたルート変更を呼び掛けて