厚生労働省は10日、新型コロナウイルス感染症の入院患者向けに、都道府県が1日時点で確保した医療機関のベッド数を公表した。東京、石川は80%以上が患者で埋まり、逼迫した状況となっている。 厚労省は1日時点のベッド確保数と、4月28日時点の入院患者数を都道府県ごとにまとめた。ベッドの使用率が最も高いのは東京で約92%。2千床を確保したのに対し、入院患者は1832人だった。 東京都は「入院患者数にはホテルや自宅での療養者が多く含まれている」と説明。一方、厚労省の担当者は「自宅療養などとは別に、入院患者の数として東京都から報告を受けた」としている。