「安倍王朝確立より隣の共産党の方がいい」―― 2016年1月15日付の日刊ゲンダイに掲載された、慶応大学名誉教授の小林節氏と民主党の岡田克也代表との対談記事の見出しである。 1月19日、憲政記念館にて「さぁ、安倍政治を終らせよう1.19集会」が開催され、小林氏と、大学生からなる団体SEALDsの中心メンバーである本間信和氏が講演を行った。 小林氏は、「これが今日の講演のレジメです」と言って、岡田代表との対談記事のコピーを配布した。 昨年9月に安保法案が「強行採決」された直後の19日、日本共産党はいち早く野党連立政権「国民連合政府」構想を提唱し、国政選挙における野党間の選挙協力を呼びかけた。4ヶ月前のことである。しかし、日本共産党の提案に対して、野党第一党の民主党はいまだに消極的な姿勢を崩そうとはしない。参院選まであと半年しかないというのに、4ヶ月もの時間を空費してしまった。なんともったいな