安倍総理大臣の靖国神社参拝について、イギリスに駐在する中国の大使が新聞上で、ベストセラー小説「ハリー・ポッター」の悪役になぞらえて非難したのに対し、日本の林景一駐英大使が中国こそがその悪役になりかねないと反論し、日中の大使がベストセラー小説を引き合いに非難し合う異例の展開となっています。 日本の林景一駐英大使は6日付けのイギリスの新聞「デーリー・テレグラフ」に寄稿しました。 この中で林大使は、中国をベストセラー小説「ハリー・ポッター」に登場する邪悪な魔法使いになぞらえ、「中国は悪役の魔法使いのように軍拡競争によって緊張を高め悪を解き放つ道に進みかねない」と述べました。 そのうえで林大使は、中国政府が日本の指導者との対話を拒んでいることを指摘し、「中国はもはや存在しない軍国主義という亡霊を呼び起こし続けるのをやめ、前進することを望む」と述べ、中国側に対し対話の必要性を訴えています。 今回の林