酷暑のもと、「ゆるキャラ」の熱中症対策はどうなっているのか。着ぐるみの中で脱水症状にならないよう、あるメーカーの「秘策」がじわり広がる。 長さ3メートルのストラップと最長で約60センチまで伸びるストローがついた水筒。象印マホービンが考案し、昨年は27体、今年も6体のゆるキャラに贈ったという。 東京都内にある平井親和会商店街の「こーた」も活用中だ。水分補給のために着ぐるみを脱ぐ必要がなくなり、「助かっているよ~~」と喜んでいる。
気象庁は21日、活発な火山活動が続いている箱根山(神奈川県)の大涌谷(おおわくだに)で、6月に新たに確認された火口から、噴煙にわずかに火山灰が混じっている現象を確認したと発表した。火山灰の噴出が短時間だったことから、同庁は「現象は噴火だが、住民の不安をあおるなどの防災上の影響もあるので、噴火との表現は適切でない」としている。 箱根山での火山灰の確認は、ごく小規模な噴火があった7月1日以来。大涌谷の火口で21日正午ごろ、火山灰を含んだ噴煙を10秒ほど観測。高さ約10メートルの白色噴煙が一時的に灰色になり、50メートルほどの高さになった。噴火に伴う振動は確認されず、火山性地震も同時間帯に観測されなかった。 気象庁では、火口から火山灰が放出される現象を噴火とする一方、噴火として記録を残すのは「火口から噴出物が100~300メートル飛んだ場合」と説明。6月30日と今月1日のごく小規模な噴火では、火
1日開かれた臨時閣議の閣議決定は次の通り。 ◇ 国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について2014年7月1日国家安全保障会議決定閣議決定 我が国は、戦後一貫して日本国憲法の下で平和国家として歩んできた。専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とはならず、非核三原則を守るとの基本方針を堅持しつつ、国民の営々とした努力により経済大国として栄え、安定して豊かな国民生活を築いてきた。また、我が国は、平和国家としての立場から、国際連合憲章を遵守(じゅんしゅ)しながら、国際社会や国際連合を始めとする国際機関と連携し、それらの活動に積極的に寄与している。こうした我が国の平和国家としての歩みは、国際社会において高い評価と尊敬を勝ち得てきており、これをより確固たるものにしなければならない。 一方、日本国憲法の施行から67年となる今日までの間に、我が国を取り巻く安
厚生労働省は23日、2011年10月~12年9月に子どもが産まれた家庭で、昨年10月1日までに育休を取り始めた人の割合が、女性が1年前より7.3ポイント少ない76.3%と2年続けて減る一方、男性は同0.14ポイント高い2.03%と2年ぶりに増えたと発表した。 女性が減ったのは、従業員5~29人の事業所で取得した人の割合が58.6%と1年前より14.8ポイント下がったため。30人以上は91.1%で、同1.1ポイントの改善だった。全国5862事業所に調査票を送り、7割が回答した。
東京都議会で晩婚化や晩産化の対策について質問した塩村文夏都議(35)が、「自分が早く結婚すればいい」と男性都議からヤジを飛ばされた。ウェブ上で「セクハラだ」と議論が高まり、都議会には1千件を超す批判が殺到した。最大会派の自民は、発言者を特定せず幕引きを図ろうとしている。 18日の都議会一般質問。「不妊治療を受ける女性のサポートを都は手厚くすべきだ」。そう訴えた塩村氏に対し、「お前が早く結婚すればいいじゃないか」「産めないのか」とヤジが相次いだ。笑い声も上がり、塩村氏は議席に戻ってハンカチで涙をぬぐった。 塩村氏は自身のツイッターに「心ない野次の連続」と投稿。翌19日までに約1万6千回のリツイート(引用)が広がり、「企業なら懲戒処分だ」「都議会は腐敗している」などの声が相次いだ。19日、記者団の取材に応じた塩村氏は「同調するように面白おかしく取る方たちがいた。不妊で悩む人の顔も浮かんだ」と声
「吉田調書」をめぐる報道では、「命令違反で撤退」という記述などに誤りがありました。読者と東京電力の皆様に深くおわび致します。 「報道と人権委員会」(PRC)の指摘を受け、第1章1節の「フクシマ・フィフティーの真相」の該当箇所について、訂正しました。(2014年12月1日) (全文公開しています) プロローグ 朝日新聞は、東日本大震災発生時の東京電力福島第一原子力発電所所長、吉田昌郎氏が政府事故調の調べに対して答えた「聴取結果書」を入手した。レベル7の大災害を起こした福島第一原発の最高責任者であり、事故収束作業の指揮官であった吉田氏の唯一無二の公式な調書である。吉田氏は事故について報道機関にほとんど語らないまま2013年7月に死去した。調書も非公開とされ、政府内にひっそり埋もれていた。 28時間、400ページ 吉田調書は全7編で構成されている。総文字数はおよそ50万字。A4判で四百数十ページ
STAP(スタップ)細胞の論文問題で、小保方(おぼかた)晴子・理化学研究所ユニットリーダーの代理人の三木秀夫弁護士は12日、実験ノートの一部を公表したとする報道について、「ノート自体を公開したつもりはない。(理研に提出した)補充書の全文を公開し、その中で引用したノートのごく一部にすぎない」と述べた。 三木弁護士によると、7日夜に報道陣に公開した追加資料の中のノート部分について、「ノートのページ丸ごとをコピーしたものだ」という誤解が、インターネット上などで生じているという。 「(ノートに書かれた)マウスの絵は1ページの8分の1ぐらい。ほかには写真などのデータも貼られている」と説明。「『これだけしか書いていないノートか』と言われるのはかわいそうで、(小保方氏の)科学者としてのダメージになる」と危惧した。「小保方氏本人も極めて心を痛めており、このことばかり言っている」という。
震災の日、岩手県大船渡市の民家から姿を消したネコが9日、飼い主のもとに帰ってきた。見つかったのは約15キロ離れた陸前高田市。首輪に記された携帯電話の番号から、3年2カ月ぶりの再会が実現した。 陸前高田市気仙町の杉林にじっと座る黒いネコを地元の夫婦が保護し、大船渡保健所に届けたのは4月10日。首輪があり、人懐っこい。飼い主が現れるかも。保健所はしばらく様子を見ていたが、進展がないため、8日朝、地元紙に掲載してもらうため写真撮影をしようとした。 そのとき、首輪にうっすらと文字が浮かんでいるのに職員が気がついた。「ヤマギシ」という文字と携帯番号。なんとか判読し電話をかけると、山岸剛郎(たけお)さん(67)につながった。飼い主その人だった。
厚生労働省は、紹介状を持たずに大病院を受診した患者に新たな負担金を求める制度を、2016年4月をめどに導入する方針を固めた。初診時には現在の初診料にあたる2820円を、再診時には再診料720円を、それぞれ患者に全額負担してもらう案を軸に検討する。軽症で大病院に行く患者を減らし、医師が高度な治療に専念しやすくするねらいだ。年内に具体案を固め、来年の通常国会での法改正をめざす。 一般病床の数が400以上の病院では、紹介状を持たない患者が外来の8割を占める。患者が集まる大病院は多忙で、本来の役割である重症患者の治療に医師が専念しにくくなる。紹介状なしの患者に上乗せで負担を求めるのは、受診のハードルを上げ、こうした状況を改善するためだ。
日本人間ドック学会が4月に発表した健康診断の基準値を緩める案に、脂質異常症や高血圧など病気の診断基準を定めている専門学会が反発や懸念を示している。患者の一部が「健康」となり、勝手に治療をやめる恐れがあるからだ。 人間ドック学会は、人間ドックを受けた人のデータをもとに27の項目について「異常なし」とする数値を定める基準案を作った。従来に比べて肥満度や血圧などの値が緩和。脂質関連の値は大幅に緩められた。 これに強く反発したのが脂質異常症の診断基準をつくる日本動脈硬化学会だ。「誤解を生じる可能性があり、日本国民の健康に悪影響を及ぼしかねず危険」などとする見解を発表した。 前学会理事長の寺本民生・帝京大臨床研究センター長は「数値が高い人は10年後に心臓病などで亡くなる確率が高くなることがわかっている。治療が必要な人が放置される恐れがある」と話す。 日本高血圧学会も「『正常』という値が複数存在するこ
埼玉県を中心に首都圏で店舗を展開する外食チェーンが注目を集めている。店頭でくるくるとかかしが回る看板が目印の「山田うどん」。味は平凡だけれど、なぜか居心地が良いのだ、という。「それって埼玉そのものじゃないか」。そんな声もある。■「山田者」あなたのそばにも? 4月16日。FM局「エフエムナックファイブ」(さいたま市)の生放送番組で、山田うどんへの愛を語る男たちの声が流れた。フリーライターの北尾トロさん(56)と、コラムニストのえのきどいちろうさん(54)だ。 「山田(山田うどん)はね、埼玉の人の心の古里ですよ」。えのきどさんが力説すると、北尾さんも「地元の誇りに思ってほしい」と応じた。このコンビ、最近ラジオや新聞に引っ張りだこだ。 2人は若い頃から山田に通い続けるファンで、「山田者(もの)」を自称する。好きが高じて一昨年11月、歴史やメニューの特徴、関係者インタビューをまとめた研究本「愛の山
社会生活が送れないほどの疲労が半年以上も続く慢性疲労症候群(CFS)は、脳内で起こる慢性炎症が深く関わっていることが分かった。理化学研究所と大阪市立大の研究グループが4日、発表した。今後、診断や治療法の確立につながる可能性がある。 CFSは、1980年代に米国で初めて報告された原因不明の病気。日本では30万人以上いると推計される。特効薬はない上、客観的な数値で表しにくい疲労が症状の中心なので、患者は「怠けている」などといった偏見にも苦しんでいる。 研究グループは、ごく微量の放射線を放つ放射性同位元素を注射して陽電子放射断層撮影(PET)で追跡する「分子イメージング」と呼ばれる手法を活用。患者9人と健康な10人で、脳神経の状態を調べた。
ロシアのプーチン大統領が27日、ロシア独自のクレジットカードなどの決済システムを開発する方針を表明した。「日本や中国に成功例がある」と述べ、日本のJCBや中国銀聯(ぎんれん)を参考にする考え。経済制裁の影響を最小限に抑えるのが、プーチン氏の狙いだ。 プーチン氏はこの日、上院議員らとモスクワ郊外の公邸で会談。「国内向けサービスとして始まった日本のシステムは、今や200カ国で利用できる。我々がこれをやらない理由があるだろうか? ぜひ、やらねばならない」と述べた。 米国系のビザカードやマスターカードは先週、クリミア併合に対する米国の制裁対象となったロシアの銀行の決済を突然停止。ロシアで、独自の決済システムが必要だという危機意識が高まっていた。ロシア国営テレビもここ数日、JCBカードの成功例について繰り返し報じている。(モスクワ=駒木明義)
埼玉県西部を走る東武東上線(池袋~寄居間75キロ)が今年5月に開業100年を迎える。東武鉄道は昭和50年代に活躍した肌色の車両を限定復活させるなど、様々な記念イベントを計画している。横浜方面との相互乗り入れが始まった昨年に続き、沿線は盛り上がりそうだ。 東武東上線は1914年(大正3)年5月1日、前身の東上鉄道が池袋~田面沢(たのもざわ、現在の川越市~霞ケ関間)の33・5キロで開業した。その後、東武鉄道と合併して東武東上線になり、25年に現在の寄居まで開通した。 34年には越生線(坂戸~越生)もつながり、高度経済成長期からは沿線はベッドタウンとして栄えた。87年には、和光市から営団地下鉄有楽町線(現・東京メトロ)との相互乗り入れも始まり、長年、都心などに向かう通勤通学客らの足を支えてきた。
NHK経営委員で埼玉大名誉教授の長谷川三千子氏(67)が、女性の社会進出が出生率を低下させたとし、男女共同参画社会基本法などを批判するコラムを産経新聞に寄せた。安倍晋三首相を支援し、首相と思想的にも近いとされる人物だけに、物議を醸している。 ■少子化解決策と主張 「『性別役割分担』は哺乳動物の一員である人間にとって、きわめて自然」 長谷川氏は6日に掲載されたコラムで、日本の少子化問題の解決策として、女性が家で子を産み育て男性が妻と子を養うのが合理的と主張。女性に社会進出を促す男女雇用機会均等法の思想は個人の生き方への干渉だと批判し、政府に対し「誤りを反省して方向を転ずべき」と求めた。 これに対し、ツイッターでは2千件以上の意見が書き込まれている。「時代に逆行」との反論から、「まさに当たり前の考え方だ」との賛意まで、議論が沸いている。 長谷川氏は朝日新聞の取材に、コラムの狙いを「極めて重大な
児童養護施設を舞台にした日本テレビの連続ドラマ「明日、ママがいない」が関連団体などから抗議を受けている問題について、同局の大久保好男社長は27日の記者会見で「事態を重く受け止めている」と述べた。抗議などを理由に、予定している脚本や演出を変更することや、ドラマを途中で打ち切ることはないことも明らかにした。 この日までに、日清食品や花王などが新たにCM自粛を決定し、番組のスポンサー全8社が見合わせることになった。 大久保社長は「抗議は重く受け止めるが、それは必ずしもストーリーを変えることとイコールではない。最後まで見ていただければきちんと理解してもらえると思うし、私もそう現場に指示している」と述べ、全9話を予定通り放送する方針を示した。同席した制作責任者は「子どもたちが困難に立ち向かいながら自分たちの力で幸せや愛情をつかんでいく姿を描いていきたい。3、4、5話と見ていただければ支持者が増えてい
ブラジルのリオデジャネイロで、街を歩いていた女性の頭にハリネズミが落ちてくる珍事があり、女性は270本ものハリが頭に刺さって病院に運ばれた。ハリネズミは、そのまま逃走した。地元テレビ局グローボが17日、伝えた。 報道によると、被害にあったのは地元の主婦サンドラ・ナブコさん。リオの市街地では、エサを求めて山から出てきたとみられるハリネズミの姿がしばしば目撃されているといい、今回はその一匹が、電線をつたって移動中に落ちてしまったようだ。 ナブコさんはハリを抜く治療が痛かったと嘆きながら、「お年寄りや子供の頭に落ちてきたら、こんなけがではすまなかったでしょう。でも、私の頭がクッションになってハリネズミの命を救えたならうれしい」と話しているという。(サンパウロ=岩田誠司)
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