辺野古新基地建設の現場を伝える写真や世界の紛争地帯で撮影された報道写真を展示する「フォトジャーナリズム展三重2015」の後援を、三重県や県教育委員会が取り消していたことが8日、県教委への取材で分かった。今年2月には横浜市教委が「中立性」を理由に、オスプレイ配備に反対する県民を追った映画上映会の後援を取りやめている。 三重県教委の担当者は「後援を承認した段階とは異なり、米軍基地の辺野古移設を反対する内容が含まれていることが問題だ。反対住民を海上保安庁が暴力で排除したとする写真のキャプションも不適切」と説明。主催者側は「反対を押し付ける内容ではない」と反論している。 主催者によると、写真展は津市で5日から9日まで開催。 三重県教委によると、3日夜に写真展のチラシを見た県民から「基地移設に反対する写真展を後援するのはいかがなものか」との電子メールが寄せられた。(共同通信)