三菱電機で設計不正が発覚した。リコールは避けられず、賠償金(リコール対策費用)の支払いは必至だ。それだけでは収まらず、自動車メーカーからの失注(受注を失うこと)の事態に陥る恐れもある。【関連記事】・・「三菱電機に対する信頼ゼロ」自動車メーカー出身のあるコンサルタントは「私が担当なら取引を解消し、二度と発注しない。この一件で三菱電機に対する信頼はゼロになるのでは」と言う。ものづくりに詳しいコンサルタントはこう指摘する。「日本のみならず、世界におけるものづくりの信頼関係を破壊する行為。自動車メーカーを巻き込んだ業界全体の大問題に発展する可能性がある」──。設計不正の対象は、車載オーディオ機器用ラジオ受信機(車載ラジオ)。自動車メーカーが欧州市場で販売するクルマに搭載する製品である。不正の内容は、法規制に対する違反だ。欧州連合(EU)の欧州委員会が定めた、欧州域内のラジオなどの電波受信器に対する
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