住宅地の真ん中に広がる4千平方メートルのシェア畑。週末に野菜の世話にやってくる家族が多い=横浜市神奈川区 自宅から歩いて通える管理人付き専用畑で野菜が作れる――。そんな農園付き分譲マンションが来春、横浜市神奈川区に登場する。マンションの居住者向けサービスとして、自然志向だけでなく、農作業から生まれる住民同士の交流で、近所づきあいを見直す震災後の意識にも応える試みだ。 住友不動産が、首都圏の遊休農地を借り上げて区割りで貸す「シェア畑」を運営するアグリメディア(東京都世田谷区)と企画した。建設予定地は、横浜駅から市営地下鉄で6分の片倉町駅前の市街地。7階建て総戸数112戸。秋に分譲開始の予定だ。歩いて10分の「シェア畑」の8区画(計100平方メートル)をマンション管理組合が借りる。住友不動産によると、徒歩圏内に農園を確保した初めての分譲マンションになるという。 シェア畑には、野菜作りの経