みんなの党を集団離党した江田憲司衆院議員らが旗揚げする新党の名称が「結(ゆ)いの党」に決まった。 18日の設立総会で発表される。 関係者によると、党名候補として絞り込んだ「結いの党」と「民権党」の2案について、新党に参加予定の15人による投票の結果、結いの党が多数を占めた。 結いの党の発案者である江田氏は、「理念や基本政策を軸に野党勢力を結集する。各党を束ねる結節点になるという意味を込めた」と説明していた。
みんなの党を集団離党した江田憲司衆院議員らが旗揚げする新党の名称が「結(ゆ)いの党」に決まった。 18日の設立総会で発表される。 関係者によると、党名候補として絞り込んだ「結いの党」と「民権党」の2案について、新党に参加予定の15人による投票の結果、結いの党が多数を占めた。 結いの党の発案者である江田氏は、「理念や基本政策を軸に野党勢力を結集する。各党を束ねる結節点になるという意味を込めた」と説明していた。
自民党の石破茂幹事長は11日、日本記者クラブで会見し、特定秘密保護法で指定された特定秘密を報道機関が報じることについて「我が国の安全が極めて危機にひんすることであれば、抑制されてしかるべきだ」と述べ、特定秘密は報道すべきではないとの考えを示した。 特定秘密保護法は「国民の知る権利の保障に資する報道又は取材の自由に十分に配慮しなければならない」と明記。特定秘密を報じた場合の罰則規定もない。 石破氏は会見後、自民党党本部で記者団に対し、特定秘密を報じること自体は処罰の対象にならないと説明。「抑制を求めるのか」と問われ、「抑制は求めない。(秘密を報じることを)どのように判断するかということだ」と釈明した。
特定秘密保護法の参院での採決は、各議員の投票行動が明確になる記名投票で行われ、参院事務局は7日未明に全議員の投票行動を発表した。だが、衆院の採決は起立で行われたため、各議員の投票行動は衆院事務局でも正確に把握できていない。国民の反発が強い法律だったのに、採決が個々の議員の賛否が記録に残らない起立で行われたことが問われそうだ。 11月26日の衆院本会議の採決では、伊吹文明議長が賛成議員の起立を求め、「起立多数」と認めた。自民、公明両与党とみんなの党が賛成。3党と修正合意していた日本維新の会は「審議が不十分だ」として採決前に退席。民主、共産、生活、社民の各党は反対した。朝日新聞の取材では、自民党の村上誠一郎元行革担当相、みんなの党の江田憲治前幹事長が採決前に退席。みんなの党の井出庸生、林宙紀両衆院議員は反対。無所属の亀井静香元国民新党代表も反対した。 《参院本会議での各党・各会派議員の投票行動
みんなの党の江田憲司前幹事長は、9日に離党届を提出する意向を固めた。年内に新党の立ち上げをめざす。江田氏は渡辺喜美代表と野党再編への路線で対立していた。同党は現在35人が所属するが、結成から約4年で分裂することになった。今後、野党再編につながる可能性がある。 江田氏と一緒に、井出庸生、青柳陽一郎、畠中光成衆院議員、小野次郎参院議員らが離党届を出す見通し。すでに離党させられた柿沢未途衆院議員も新党に参加する予定だ。江田氏に近い複数の議員は、同調者は10人以上になる、との見方を示している。 江田氏は、民主党の細野豪志前幹事長や日本維新の会の松野頼久・国会議員団幹事長と10日に政策勉強会を立ち上げる予定で、新党結成に積極的だ。一方、渡辺氏は党の存続を主張し、両氏の路線対立が激化していた。さらに、特定秘密保護法の対応で、渡辺氏が安倍晋三首相と直接会って修正合意して「賛成」を決めた。これには江田氏に
みんなの党の渡辺喜美代表が来年の通常国会に向け、安倍晋三政権との連立を視野に入れて連携強化を模索していることが29日、分かった。複数の党関係者が明らかにした。是々非々路線からの転換は、党内外に波紋を広げそうだ。 党関係者によると、渡辺氏は28日、都内で開かれた党所属国会議員の国政報告会で「与党に入らないと政策実現はできない」と語った。当面は(1)国家安全保障会議(日本版NSC)創設(2)特定秘密保護法成立(3)集団的自衛権の行使容認-の3点について、安倍政権を支える考えだ。 これまで渡辺氏は与野党を問わず、政策ごとに一致する政党と協力する「クロス連合構想」を掲げていた。最近は「安倍首相とは信頼関係がある」と繰り返し強調。特定秘密保護法案をめぐっては、党内の反対派を押し切って修正案を提示、賛成方針を主導した。
社民党の新党首に決まった吉田忠智参院議員 17年ぶりに選挙戦となった社民党の党首選が14日開票され、参院議員の吉田忠智氏(57)が、東京都豊島区議の石川大我氏(39)を破った。1996年に党名が社会党から社民党に変わってから、村山富市、土井たか子、福島瑞穂の3氏に続く第4代の新党首に選ばれた。 吉田氏は、自身をのぞく国会議員全4人から推薦を受けたほか、支持母体である労働組合から幅広く支持を集めた。選挙戦では、地方議員や国会議員の経験を生かし、党内融和や雇用政策を重視する姿勢を訴えていた。 ゲイで豊島区議の石川氏は、39歳という若さをアピールし、党の変革を前面に出したが及ばなかった。 関連記事社民党首選、開票始まる 午後3時ごろ結果判明10/14社民党首選きょう開票 「護憲だけでは…」悩んだ党員10/14社民党首選きょうから投票 村山富市初代党首に聞く10/12「リベラル結集へ足腰強く
アメリカはタリバン復権を後押しし、アフガニスタンの民意もそれを支えた 民主化が失敗した理由は何か。これからどうなるのか【アフガン報告】6回続きの(3)
日本維新の会が7月予定の参院選に掲げる公約の原案が17日、判明した。橋下徹共同代表(大阪市長)らが掲げる「既得権と闘い、各市場に競争原理を導入して日本再生へつなげる」との基本理念を強く打ち出し、農業分野で「農協解体」の方向を明示した。自民党などとの違いを明確にさせて党勢回復を狙う構えだ。 原案では、維新が先の衆院選公約で基本方針に挙げた「自主憲法の制定」について「憲法の改正」とするなど、党内で是非が分かれそうな修正項目もある。維新は今後、党内で参院選公約の最終調整を進めるが、曲折も予想される。 公約原案は、経済財政政策の見直しや統治機構改革、外交安全保障など5項目で構成。農業政策では、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加を踏まえ、農業を「国際競争力のある成長産業へ」と提起。株式会社参入の促進や農協の独禁法適用範囲の見直しなどを掲げている。 みんなの党は17日、2020年代の原発発電
■渡辺喜美・みんなの党代表 困ったときには死んだおやじだったらどう考えるかなと発想する。そうすると、自然に答えが思い浮かぶ。渡辺ミッチー(美智雄・元副総理)だったら、どう考える、どう決断するのかと巡らせると、これだなと浮かぶ。こういう発想が大事なんです。やっぱり死せる人々、日本の我々の祖先たちが何を我々に残そうとしてくれたのか、これを思いおこすところに答えは書いてあるもんだと思う。 政治をあきらめないで下さい。政治をあきらめてしまうと、何にも変わりません。先祖返りが続く。日本がどんどん衰退していくだけです。でも、ここで根性入れ替えて政治を変えてみよう、と。自民党がぼろ勝ちしても何にも変わらない。でも思い切って変える決断すれば、結構すごいことになっていくと思います。(松山市内の講演で) 関連記事「よほど何かお考えがあったのか」渡辺・みんな代表(6/3)「大胆な金融緩和、間違ってない」みん
生活の党の小沢一郎代表は30日夜、東京都内のホテルで講演し、安倍政権について「そう長く続かない」との見方を示した。理由として「安倍晋三首相の経済政策であるアベノミクスは壁にぶつかり、早晩崩壊する」ためとした。 一方で「自民党はせっかく衆院で多数を取ったので解散しない」と指摘。「次期衆院選は、3年後の参院選とダブル選挙になる。その時に選択肢を用意できれば政権交代は可能だと確信している」と、政権復帰への意欲を強調した。
■海江田万里・民主党代表 今の民主党は評判が悪い。だけど考えてもらいたい。安倍晋三首相は有頂天になっているが、得意の絶頂で失敗することがある。政権交代可能な二大政党でお互いに切磋琢磨(せっさたくま)をする。それにはやっぱり民主党だ。外国の大使と話しても「日本に民主党は必要だ」という。ここ大阪で人気の政党もあるが、世界的なスタンダードでは、民主党のような中道の政党があって、健全な民主主義だと受け止められる。(大阪市内での講演で) 関連記事「政治は私ごと話すべきではない」民主・海江田万里代表(4/22)「もう一度、チャンスを下さい」 民主・海江田万里代表(4/20)「離党議員、何のために続けたいのか」 民主・海江田氏(4/18)「昨年末の約束は定数削減」民主・海江田万里代表(4/18)「支持率に目を奪われてはいけない」海江田・民主党代表(4/16)
「みんなの維新」解散を発表する八木議員(右)と荒木議員=1日、北九州市役所「みんなの維新」解散までの経過 【桑原紀彦】「全国初の試み」とうたった日本維新の会とみんなの党による、北九州市議会の統一会派「みんなの維新」が結成発表から2カ月で解散した。1月の市議選で両党は夏の参院選での連携を見越して選挙協力したはずだった。参院選まで約3カ月。影響を懸念する声も出ている。 「多くのお叱りをいただいた。本当に申し訳ない」 今月1日、「みんなの維新」代表だった八木徳雄議員(みんな)が会派の解散届を提出。八木議員と、副代表だった荒木学議員(維新)は北九州市役所で開いた記者会見でおわびの言葉を重ねた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら
「民主党のプリンス」と呼ばれる細野幹事長への風当たりが党内で強まっている。 憲法改正に意欲的な保守系議員などから「『護憲路線』に傾斜しすぎている」と不満の声が高まっているためだ。 「選挙の顔」として党内の期待は依然高いが、参院選へ向けて党の結束を維持できるか、手腕が問われそうだ。 「自民党、日本維新の会は憲法の問題を軽々しく扱いすぎている面がないだろうか」 細野氏は8日の記者会見でこう語り、憲法96条が規定する改憲発議要件の緩和に前向きな自民党と維新の会の動きをけん制し、対決姿勢を強調した。 維新の会が党綱領で、現行憲法を「日本を孤立と軽蔑の対象におとしめた」と否定したことには、「違和感がある」と改めて批判。憲法観の違いを理由に、夏の参院選では維新の会との選挙協力を行わない方針を重ねて強調した。 細野氏としては維新の会の綱領や、自民党が主張する「国防軍」の保持などをやり玉に挙げることで、維
憲法で公明と連立解消も=自民政調会長「国家観で再編」 憲法で公明と連立解消も=自民政調会長「国家観で再編」 自民党の高市早苗政調会長は6日、読売テレビの番組で、憲法改正の発議要件を緩和するための96条改正に公明党内で慎重論が強いことに関し、「憲法は国家観に関わることだ。常に選挙の争点になるべきで、国家観による政界再編が最後の正しい姿だと思っている」と述べた。 自民党は、改憲発議要件を定めた96条を見直し、衆参両院で総議員の「3分の2以上」の賛成から「過半数」に引き下げることを目指している。高市氏の発言は、公明党が改正反対を明確にした場合、連立解消もあり得るとの考えを示したもので、波紋を広げそうだ。 高市氏は、夏の参院選公約にも憲法改正を明記する方針を強調し、「私たちは絶対何が何でもこれをやり抜く」と語った。(2013/04/06-10:51)
自民党の選挙制度改革問題統括本部の初総会であいさつする本部長の細田幹事長代行=2月21日午後、東京・永田町の党本部 衆院の定数削減を柱とする自民党の選挙制度改革案の全容が14日、分かった。現行の比例代表定数180から30削減し、新たに設ける中小政党向けの「優先枠」は60議席とする。同党で選挙制度改革を担当する細田博之幹事長代行は当初、優先枠を30とする方針だったが、公明党など中小政党に配慮し、倍増した。 細田氏は、14日午前の党選挙制度改革問題統括本部(本部長・細田氏)の総会に同案を提示。比例150議席のうち、90議席は「第1配分枠」とした。優先枠となる60議席は「第2配分枠」とし、第2党以下に配分する。 また、現行の比例11ブロック制を8ブロックに再編。各ブロックの人口がすべて1千万人を超えることになり、中小政党が議席を獲得しやすくなるよう配慮した。
公明党幹部の顔色がさえない。昨年暮れの衆院選結果を分析すると、比例代表の得票数が2009年衆院選に比べ激減。加えて、夏の参院選後、政局の大きな焦点となる集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈の見直しや、憲法96条改正問題で、首相・安倍晋三との距離が広がっているからだ。 日本最強の選挙マシーンに異変 公明党・創価学会の集票力を測るため、2000年代に行われた衆院選比例代表における得票数の推移を見てみよう(単位は万票、カッコ内は得票率)。 ▽00年6月 776.2(13.0%) ▽03年11月 873.3(14.8%) ▽05年9月 898.8(13.3%) ▽09年8月 805.4(11.5%) ▽12年12月 711.6(11.8%) 05年の約900万票をピークに、09年は前回に比べ93.4万票、12年も同じく93.8万票もそれぞれ激減している。 公明党の選挙母体、創価学会では09
【小松隆次郎】「一票の格差」が最大で2・43倍となった昨年12月の衆院選をめぐり、弁護士グループが「法の下の平等を定めた憲法に違反する」として選挙の無効(やり直し)を求めた訴訟で、東京高裁(難波孝一裁判長)は6日、選挙を違憲とする判決を言い渡した。ただ、選挙無効の請求については棄却した。 この訴訟では、東京1区の選挙が対象になっていた。2つの弁護士グループが全国に14あるすべての高裁・支部に提訴した一連の訴訟で、判決は初めて。東京1区を含めて計31選挙区が対象となっており、27日までに判決が出そろう。その後、年内にも最高裁が判断を統一する判決を言い渡し、確定する見通しだ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら
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