群馬県桐生市の中学校の改修工事現場で、アルバイトとして作業中に崩れた壁の下敷きになり、重体だった栃木県足利市立西中3年、石井誠人さん(14)=同市五十部(よべ)町=は7日朝、全身を強く打ち搬送先の病院で死亡した。 労働基準法は15歳未満の雇用を原則禁止しており、桐生労働基準監督署は同日、同法違反の疑いがあるとみて現場の立ち入り調査を始めた。 群馬県警によると、石井さんは6日朝から5人で体育館の壁の撤去を行い、当時はがれきを屋外に運んでいた。石井さんは6月ごろから、週末を中心に同県太田市の建設会社でアルバイトをしていたという。【角田直哉】