中国の南部や内陸部では、大気の状態が不安定になっており、広東省東莞では、20日、鶏の卵ほどの大きさのひょうが降り、建物が壊れるなどの被害が出て少なくとも9人が死亡し、270人以上がけがをしました。 中国の南部や内陸部ではこのところ、北からの冷たい風と南西からの暖かく湿った空気がぶつかり、大気の状態が不安定になっています。 広東省東莞の郊外では、20日午後4時ごろ、風速49メートルの猛烈な風とともに激しい雨が降り、一部の地域では鶏の卵ほどの大きさのひょうが十数分間にわたって降り続きました。 この影響で、工場の屋根が崩れ落ちたり、小学校の窓ガラスが割れたりして、東莞市によりますと、少なくとも9人が死亡し、272人がけがをしたということです。 現地の報道によりますと、内陸部の湖南省でも20日、暴風で住宅が倒壊して3人が死亡したのをはじめ、江西省や貴州省でもひょうで電線が切れて停電するなど被害が広