関西電力美浜原発の(奥から)1号機、2号機、3号機=福井県美浜町で2006年12月15日、本社ヘリから小川昌宏撮影 来年7月に運転開始から40年となる関西電力美浜原発2号機(福井県美浜町、加圧水型、50万キロワット)について福井県は、東京電力福島第1原発事故を踏まえた高経年化(老朽化)対策の審査基準などを国が新たに示さない限り、40年超の運転を認めない方針を固めた。 関電は22日、2号機の40年超運転は技術的に可能とする評価書を国に提出、県や同町にも報告する。しかし県は、評価が原発事故発生前の国基準に沿っている点を問題視。事故の知見を踏まえた新基準を早急に示すよう国へ求める考えで、同日、関電にも伝える。【安藤大介、柳楽未来】