【岡崎明子】ペットの犬がアトピー性皮膚炎を発症するリスクは、喫煙など飼い主の生活習慣と関連していることが、明治大の纐纈(こうけつ)雄三教授(応用獣医学)らの研究でわかった。毛が短い犬は発症年齢が早いという。海外の研究では犬の約10%にアトピーがあるとされるが、日本の詳しい実態はわかっていなかった。 東京都内で開かれている日本アレルギー学会秋季学術大会で30日、発表する。 2006~07年に、東京都内の検査会社にアレルギーの原因特定検査の依頼があった約1万1千件のうち、国際的な診断基準でアトピーと診断された犬約2300匹を解析した。