神戸海上保安部の男性海上保安官(43)の選任を受けた小川恵司弁護士が16日午前1時過ぎから、第5管区海上保安本部の庁舎(神戸市)で記者会見し、今回の流出事件について、「政治的主張や私利私欲に基づくものではなく、広く一人でも多くの人に遠く離れた日本の海での出来事を見てもらい、一人ひとりが考え判断し行動してほしかった」とする男性保安官のコメントを読み上げた。 さらに、コメントのなかで「今回の行動が正しいと信じておりますが、公務員のルールとしては許されないことだと反省もしております」などとしている。 小川弁護士は会見の冒頭で、男性保安官の体調やプライバシーを考慮するよう求めた。任意捜査が続いていることも理由に挙げて、顔を写真撮影したり、実名を明らかにしたりしないよう報道陣に求めた。 弁護士は会見後、男性海上保安官を伴って庁舎を出た。男性保安官はその際、報道陣に対して深々と一礼。集まった報道