毎回楽しみしている磯崎さんの『ネット・エコノミー解体新書』の今回のテーマは"アマゾンとロングテールに関する“大きな勘違い”"。 報道などで、Amazon.com(アマゾン)が「ロングテール」の代表例として取り上げられることが多いですし、世の中では、「web2.0」→イコール「ロングテール」→イコール「かっこいい、最先端」といった文脈で語られることが多いので、「ぉぃぉぃ、ちょっとまってよ」ということで。 ネット・エコノミー解体新書(第4回) アマゾンとロングテールに関する“大きな勘違い” という総論には賛成なのだが、いくつかの"小さな"勘違いも生み出してしまいそうな気がしたので、気になった部分についていくつかコメントさせて頂きたい。 アマゾンはグーグルやイーベイよりも売り上げは大きいが、粗利率はたったの24.0%。ネット以前の通販は、健康器具、健康食品、下着など、粗利率が5割とか7割ある商品