新型コロナウイルスに関する水際対策が終了し、多くの外国人観光客が日本を訪れるようになったが、彼ら/彼女たちは日本の安さに歓喜していることだろう。物価の安さに加え、1ドル=140円台という状況は、訪日客にとってまさに天国。そのうえ、JR各社の「ジャパン・レール・パス」を使えば、滞在中の交通費も格安で済む。だが、「今の日本の経済力を考えた時、このままでよいのだろうか」と疑問を呈するのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。中川氏が今の日本の「おもてなし」について、提言する。 * * * JRグループ6社が外国人旅行者向けに提供している乗り放題パス「ジャパン・レール・パス」。10月頃から価格改定され、普通車用の7日パスは2万9650円から、5万円に、14日パスは4万7250円から8万円になるなど、大幅に値上げされることが話題になっていますが、それでも最近の円安進行を踏まえれば、外国人にとっては