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2011年4月21日のブックマーク (3件)

  • arret:文書提出命令取消の抗告審が手続的正義に反した事例 - Matimulog

    事実関係はほとんど明らかではないが、時間外勤務手当請求事件で被用者が使用者に対してタイムカードの提出命令を申し立てて、原々審では認められたところ、即時抗告で所持していないと主張されると、即時抗告のあった事実すら相手方(提出命令申立人)に知らせることなく、原決定取消・申立て却下の決定を下したというものだ。 最高裁は、これに対してかなり長い理由とともに裁量権の逸脱を認めた。 (1) タイムカードは件訴訟で極めて重要な書証で、当事者の主張立証の方針や裁判所の判断を左右するものである。 (2) 文書提出命令申立てに対する手続が案訴訟の一部をなす。 (3) 件文書の所持・不所持は提出命令を左右するポイントで、その判断は当事者の主張立証に依存するものである。つまり当事者に攻撃防御の機会を与える必要性は高い。 (4) 原審は不所持を具体的に主張し、一審決定後に提出された書証も引用されている即時抗告

    arret:文書提出命令取消の抗告審が手続的正義に反した事例 - Matimulog
  • 平成22(ク)1088 文書提出命令に対する抗告審の取消決定に対する特別抗告事件 平成23年04月13日 最高裁判所第二小法廷

    即時抗告申立書の写しを即時抗告の相手方に送付するなどして相手方に攻撃防御の機会を与えることなく,相手方の申立てに係る文書提出命令を取り消し,同申立てを却下した抗告裁判所の審理手続に違法があるとされた事例

    平成22(ク)1088 文書提出命令に対する抗告審の取消決定に対する特別抗告事件 平成23年04月13日 最高裁判所第二小法廷
  • リビア・ステイルメイト: 極東ブログ

    リビアの現状について中間的なメモを記す時期になった。現状は、オバマ米大統領の言葉を借りれば、「ステイルメイト」である。ステイルメイトはひと言で言えば、行き詰まり・膠着状態である。リビアは現状、手ひどい行き詰まりになった。そしてその意味をそろそろ考察すべき時期でもある。 「ステイルメイト」という言葉は元はチェスの用語で、まだチェックメイト(王手)にはなっていないものの、相手の番で王の齣をどう動かしても自動的にチェックメイトになる状態である。 そこまで追い詰めたらチェックメイトと同じでよいではないかという印象もあるかもしれないが、言わば相手に自殺にしか選択を残さないという状況に導いた点で、相手を倒すことに失敗している。追い詰めた側も下手を打ったことになり、チェスのゲームは引き分けになる。 オバマ大統領による「ステイルメイト」の言明は、3日前のAP通信へのインタビューにある。「The Assoc