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ブックマーク / www.jimbunshoin.co.jp (4)

  • 「壁と卵」の現代中国論7 日本人の中国観を問いなおす――戦前・戦後・現在

    第7回 日人の中国観を問いなおす――戦前・戦後・現在 戦後の日中関係を振り返る 日国内において、「嫌中」的な感情が目立つようになった、と言われ始めてもう随分たつ。筆者の個人的な印象だけなのかもしれないが、最近は特に女性たちが、より具体的にいえばもともと平和主義的で、「弱者の見方」であったような人たちが急速に中国(政府)に不信感を抱くようになっているというのが、ここ数年の特徴ではないだろうか。卑近な例で恐縮だが、筆者の母親なども、ずっと自民党政権や日米安保に批判的であり、一言で言うと「社民的な」感性の持ち主なのだが、最近の中国政府の姿勢をニュースで見るとそのたびに「腹が立って仕方がない」という。もっとも彼女はその後で、「中国の人たちは嫌いではないが」と付け加えるのを忘れないのだが。恐らくこういった層の中国への反発が、根深い中国品離れを支えているのではないだろうか。 一方、これも近

  • 「壁と卵」の現代中国論6

    第6回 中国の「人権」の話をしよう 2010年ノーベル平和賞の衝撃 10 月初めに発表された2010年のノーベル賞に際して、中国の民主化運動の中心人物である劉暁波の平和賞受賞のニュースが中国の内外で大きな波紋を投げかけたことは記憶に新しい。受賞が発表された瞬間、共産党政権に批判的な中国人ネットユーザーが多数アカウントを登録しているツイッターのタイムラインでは、「祭り」といってよいほどそれを歓迎する中国語の書き込みが相次いだ。ちょうどその時期日を訪問していたジャーナリストの安替(マイケル・アンティ)は、東京のモンゴル料理店で仲間たちと受賞を祝い、中国の民主化を願ってテレサ・テンの「月亮代表我的心」を合唱した、という「つぶやき」を残している。 劉の受賞は日のマスコミにおいても異例の注目を集め、その思想的な背景についての紹介がなされると共に、長らく絶版になっていた彼の旧著『現代中国知識

  • 「壁と卵」の現代中国論タイトル

    「壁と卵」の現代中国論 梶谷懐(かじたに・かい)/1970年、大阪府生。神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。神戸学院大学准教授を経て、2010年4月より、神戸大学大学院経済学研究科准教授。専門は現代中国経済論。 第一回 自己実現的な「制度」と中国品の安全性 ・はじめに ・システムとしての「制度」 ・現代中国社会と歴史的制度 ・中国品の価格と品質について 第二回 中国の「搾取労働」とグローバルな正義 ・「富士康」での自殺問題と相次ぐストライキ ・「搾取工場」へのボイコット運動は正当化されるか ・「離脱・発言・忠誠」とボイコット運動 ・労働CSRをめぐる問題 ・労働者を取り巻く状況の変化と「第二世代の農民工」 人文書院TOPページへ

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