■ 書籍情報 【マンガの中の障害者たち―表現と人権】 永井 哲 価格: ¥1995 (税込) 解放出版社(1998/07) 本書は、ろうあ者を中心とした障害者が登場するマンガを紹介しながら、「障害者のことを描いてるけどさ、障害者自身から見たら、な~んかヘンだと思わない?」という話をすることで、「障害者がまちがった形で描かれている作品を読んだ人も、そのままに受け入れてしまうのではなく、そのまちがいに気がついてほしい」という思いが込められているものです。 著者が最初に出会ったろうあ者を描いたマンガは、『りぼん』1971年7月号に掲載された「まぶしい風」という作品で、愛媛県立松山ろう学校のソフトボール部を、きちんとした取材の上で描かれていて、著者は、「これは貴重な資料だと思い、掲載誌から切り取って大切に保存」したの語っています。 第1章「ろうあ者って、こんなふうに見られているの?」では、
■ 書籍情報 【裏社会の日本史】 フィリップ ポンス (著), 安永 愛 (翻訳) 価格: ¥4515 (税込) 筑摩書房(2006/03) 本書は、「犯罪や社会の底辺での営みの諸現象を歴史の厚みの中に位置づけ、社会の暗部の所掌を把握し、現代日本の周縁的空間の形成の経緯に光を当てること」を目的とした、「日本のやくざと貧苦の人々についての書」です。著者は、本書の横断的なテーマとして、「犯罪を生み出すものとしての貧困と差別。放浪への導きの道具としてのやくざ、周縁層を組織化する力、路上と下層民、黙契と共謀、個人的あるいは集団的な反抗、『拒絶の伝統』の表現、最後に、文学や社会的想像性の中で育まれる彷徨のテーマである」と述べています。 第1部「日陰の人々」では「周縁民たち」の歴史を述べ、「穢多と非人にのみ注目したのでは、差別の現象の広がりを見誤ってしまう。紀元がかなり漠としており、呪術的=宗教
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