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ブックマーク / urag.exblog.jp (5)

  • 映画『哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡』 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    弊社より刊行したジャック・デリダ『条件なき大学』の翻訳解説者である西山雄二さんがこのたびドキュメンタリー映画『哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡』を制作され、来年年明けから順次一般公開されます。以下に、西山さんによる映画の案内文をご紹介します。 *** ◆映画『哲学への権利』とは何か? 「脱構築とは制度という概念がつねに問題となる制度的実践である」(ジャック・デリダ)。・・・映画「哲学への権利――国際哲学コレージュの軌跡」は、1983年にジャック・デリダやフランソワ・シャトレらがパリに創設した半官半民の研究教育機関「国際哲学コレージュ(CIPH)」をめぐる初のドキュメンタリー映画である。 映画は、歴代議長ミシェル・ドゥギー、フランソワ・ヌーデルマン、ブリュノ・クレマン、現副議長ボヤン・マンチェフ、新旧のプログラム・ディレクターであるカトリーヌ・マラブー、フランシスコ・ナイシュタット、

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  • 人文書の購書空間の変容から見る80年代~ゼロ年代 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    先日、文化系トークラジオLifeの番外編「『ニッポンの思想』をめぐって」に参加しました。佐々木敦さんの書き下ろし作『ニッポンの思想』(講談社現代新書)をめぐる議論にゲストとして呼んでいただいたのです。番組サイドのパーソナリティが、斎藤哲也さん、仲俣暁生さん、charlieこと鈴木謙介さん(電話参加)の3氏で、メインゲストが佐々木さんでした。私は佐々木さんが『ニッポンの思想』でお書きになっている80年代からゼロ年代まで(ニューアカからゼロアカまで)の風景を、の販売/営業サイドから裏書するような証言ができればよかったのですが、いかんせん私の力不足であまり貢献できませんでした。その反省を踏まえて、ラジオ収録のためにもともと準備していたあれこれの資料を事後的にですが再整理してレジュメにまとめたのが以下です。推敲の余地はまだまだたくさんあるものの、LIFE「『ニッポンの思想』をめぐって」のフォロー

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  • イヴ・コゾフスキー・セジウィック、乳がんで死去、58歳。 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    クィア理論を切り開いてきたニューヨーク市立大学教授イヴ・コゾフスキー・セジウィック(Eve Kosofsky Sedgwick, 1950-2009)さんが、さる09年4月12日から13日にかけての夜、乳がんで亡くなったとのことです。享年58歳。 著書(日語訳あり) Between Men: English Literature and Male Homosocial Desire (1985/1993) 『男同士の絆――イギリス文学とホモソーシャルな欲望』 上原早苗・亀沢美由紀訳、名古屋大学出版会、01年2月刊。 Epistemology of the Closet (1990) 『クローゼットの認識論――セクシュアリティの20世紀』外岡尚美訳、青土社、99年7月刊。 著書(未訳) Tendencies (1993) Fat Art, Thin Art (1994) 詩集 A Dial

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  • 再販制の護持と弾力的運用のあいだにあるもの | URGT-B(ウラゲツブログ)

    公取委取引企画課長(当時)の寺川祐一氏が06年12月21日の日書連理事会の席上で言うには、「再販制度はここ何年間かは維持されていくと思うが、制度をガチガチに守るよりは、その中でうまく運用していく方が業界全体の利益につながり、消費者利益にも結びつくのではないか」と。音楽業界における、「時限再販を積極的に導入し、期間を短くすれば業界全体にメリットがあり、大量の在庫を残すより、安くして売っていく方がよいという視点」について言及したあとに続けて。 あくる年07年1月26日の第53回出版販売新年懇親会(日書連主催)で、日書籍出版協会(書協)理事長の小峰紀雄氏は「再販を心を合わせて守らなければいけない」と発言。日出版取次協会(取協)会長の山﨑厚男氏は「再販制度の維持。出版業界の多様性を確保し、利益をもたらし、ひいては消費者のためになる」と発言。 同会には日書店商業組合連合会(日書連)会長の丸岡義

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  • 止まらない新書戦争 | URGT-B(ウラゲツブログ)

    業界紙「新文化」ニュースフラッシュによれば、「扶桑社新書」が今月末(2月28日)に創刊で、翌月13日には「アスキー新書」が創刊とのこと。前者は7点、後者は9点を一斉発売するそうです。朝日新書で業界的には打ち止めとばかり思っていたのですが、なんとまあまだ増えるわけで。どんな展望のもとに参入するんでしょうか。自由競争というより、書き手も作り手もやがて疲弊してしまうのがオチのような気がするのですが、杞憂でしょうか。売れなければたちまち断裁せざるをえないのでしょうし、まさに、「のスクラップ&ビルド」状態になってしまうのでは。読者も書店もじっさいのところ大きな関心はないようにも感じます。新書戦争にもいずれ終わりが来ます。それがいつになるのか、さらなる新規参入があるのか……。 ※プレスリリースPDF「アスキー新書創刊について」 ※筑摩書房専務取締役・松田哲夫氏「新潮新書三周年によせて--新書戦争はゲ

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