国連安全保障理事会の議長国である南アフリカが欧米諸国と一線を画し、中露に接近しております。 南アはイランによる「核の平和利用」を支持し、人権問題を巡る対ミャンマー非難決議でも中国、ロシアとともに採択反対にまわりました。 南アはレアメタルの一大産出国です、ロシア、中国も同様です。ぼくは10年以上前から繰り返して、南アがロシアや中国とレアメタルのOPECのような組織を作ることを日本政府は警戒すべきである、と述べてきました。同様な主張をおこなってきた人間を寡聞にして知りません。 ですが、日本政府、外務省ともアフリカは遠い地の果て、あるいは社交界もないし赴任してもシンドイだけなのか、アフリカ特にサブサハラ地域での情報収集や我が国のプレゼンスの拡大ということを怠ってきました。唯一の例外はODAでカネをバラまくときだけです。 誰だって巨額のカネをただでくれればいい顔するでしょうや。しかもそのカネの少な