帝国主義的だとか親ファシスト的だとして作家や詩人、表現者が批判にさらされると、「作品それ自体は素晴しい」という弁護がなされる。私の頭に浮かぶのは何年か前になくなったレニ=リーフェンシュタールだ。ベルリンオリンピックの記録映画『民族の祭典』『美の祭典』、ナチス党大会記録映画『意志の勝利』などを撮った映画監督で、それがために戦後その存在を業界から抹殺された。でも市川崑の『東京オリンピック』なんかを見ると技法とかはこの世界に生き残っている。高校時代の担任は映画が好きで、『東京オリンピック』に感動して涙を流した話をして、「ファシズムって怖いんだよー」と言っていたが、最近ようやくその意味がわかってきた。大学に入って所属していない研究室のお茶会でリーフェンシュタールの話をしたら、「当たり前でしょう。美しいものは美しいのよ」と先生に言われた。「それが美しいというのは、それ以外の意味なんてないの」。だから
東京都知事、現代美術を腹にすえかね カルチエ財団、展覧会の開会式でとんだ「とばっちり」 東京特派員ミシェル・テマン 2006年4月24日 リベラシオン 木曜〔4月20日〕、午後6時過ぎ、東京都現代美術館(MOT)――10年前、木場公園に建設された巨大な建物――の大ホールに、各界の著名人を含む1500人の人々が招かれ、この春もっとも注目される文化イベントの開幕セレモニーが行われた。1年前からパリと東京のカルチエ社スタッフが準備を進めてきた「カルチエ財団所蔵現代美術コレクション」の会場が、ついにその門扉を開け放とうとしていたのである。門扉といっても、ただの門ではない。入り口は高さ5メール、スライド式の巨大な壁でできており、招待客らはそこを通って一般公開前の会場内に導かれるのだ。4つのフロアにわたって19室を占める展示場は、まるで迷宮のよう。美術館の建物がそっくり芸術の宮殿に変身し、現代
http://d.hatena.ne.jp/kmizusawa/20070404/p2 原則同意です、私は「右派」ですが、自戒を込めて。そのうえで、本筋からは外れたことだけれども――以下、kmizusawaさんに対する何かということではまったくなく。 石原個人に対しても、四男問題のときに顕著だったが、知事として公私混同的なことをするのが問題なのに、四男の絵のレベルを馬鹿にして、そんなものを芸術扱いするのはおかしいといった、個人のセンスの問題にいつの間にかすり替わっていた。 「四男の絵のレベル」については措いて、また彼の文学観についても措いて言うなら、石原氏は美術については一家言のある人で、見識も日本の政治家としては相対的に有る人です。作家であるから当然、とも言えますが。論より証拠。手元に『美術手帖』の2000年8月号がある。石原都知事のインタビューが掲載されている。編集部が記した前記より抜
CALL英語、市役所、会議、会議。 ディズニーとライバルたち―アメリカのカートゥン・メディア史 作者: 有馬哲夫出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2004/05/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見るディズニーのサウンドトラック先行方式とか、フライシャーのロトスコープ、ラオウル・バレのフランス流切り紙式アニメなど、テクニックの基本情報がたっぷり読めるのがすごく便利。フライシャー兄弟は、あとから音を入れてもキャラクターの動きが音とあっているように見せかけるために、ポパイのたえまない上下動の動きを導入した、とか。サリヴァン・プロが1915〜1916に「ちび黒サンボ」のアニメーション版「サミー・ジョンシン」を作っていたこと、初期のフェリックスはそのイメージと重なっていたこと、ははじめて知った。 よく知られてることなんだろうが、カン
「美しい国よりおとなbut カワイイ国」というエントリー記事に対して色々反応をいただいた。トリルさんからのコメントに、日本のゴスロリファッションやアニメ・キャラクターが、フランスの少女たちの心を捉えていることをレポートした東京Kittyさんのブログが紹介されていた。 その記事にはフランスで放映されたテレビ情報番組のYou-tubeのビデオが紹介されていて、東京の原宿や池袋あたりでよく見かけるゴスロリ(ゴシック・ロリータ)ファッションに身をつつんだパリの女子たちが、「ニッポン大好き」とラブコールを送っている。多少面はゆい感があるが、文化面におけるフランスとの関係でいえば、圧倒的に輸入超過であったことを考えれば、このこと自体は悪い気はしない。 カワイイ文化にラブコールを送るフランスの若者 フランスの文化問題に詳しい、にむらじゅんこさんに、このビデオを見てもらって意見を求めると、確かに「ニッポン
Paul Goldberger, Up from Zero: Politics, Architecture, and the Rebuilding of New York (Random House 2004)。グラウンド・ゼロ後の建設計画を追ってとてもリーダブルな名著。これと美本 Imagining Ground Zero: Official and Unofficial Proposals for the World Trade Center Site を併せて、なんとか授業ができる程度のことはわかった。パタキ州知事、Port Authority(ニューヨーク/ニュージャージー港湾管理局――国際貿易センターはここの管理下にあった)、新しく作られたLMDC(ロウアー・マンハッタン開発事業)、デベロッパーのラリー・シルヴァースタインといった複数のパワーの絡み合いがもうなにがなんだか。LMD
Rollin’, rollin’, rollin’, keep them dogies rollin’, HYUNDAI! Chung Ju Young may have made millions as the head of South Korea’s largest conglomerate, but deep in his 82-year-old heart he’s always longed to be out on the range. Today he fulfilled that dream, driving 500 head of cattle across the border to help feed people in famine-plagued North Korea, where he was born. “Since I left home I have
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く