このあいだのブラックウォーターの事件に関して、『戦争請負会社』著者のピーター・ウォレン・シンガーのレポート。サマリーから一部引用すると── The use of private military contractors appears to have harmed, rather than helped the counterinsurgency efforts of the U.S. mission in Iraq. Even worse, it has created a dependency syndrome on the private marketplace that not merely creates critical vulnerabilities, but shows all the signs of the last downward spirals of an add
2003年3月20日に開戦したイラク戦争から今日で4年。イラク戦争終結後の2003年5月1日、イラク人支援のために入国し、一時は拘束された経験を持つ高遠菜穂子さんにオーマイニュースはインタビューし、イラクの現状について語ってもらった。 ■4年前を振り返って■ ――みんなの記憶から消えているイラク戦争を振り返るために、2003年に高遠さんが見てきたものを語っていただけますか。 初めてイラクに入ったのは2003年5月1日で、その日はアメリカのブッシュ大統領が「大規模戦闘終結宣言」を発表した日です。厳密に言うと、その前日の夜中、4月30日の夜中に、隣国のヨルダンのアンマンを出て、朝方、国境に着きました。そこからどんどん東に向かっていくわけですが、そのときは、日本人の方3人と私、4人で行きました。 国境は一応、米兵がイラク側にいました。国境を数回行き来しましたが、1回目のときは、さすがに米兵がチェ
個人情報の保護 新聞倫理綱領 著作権・リンクについて 記事使用 Web広告のご案内 お問い合わせ先一覧 FujiSankei Business i. on the webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。 このサイトは、フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社)から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
日本時間で1月11日の正午過ぎに、ブッシュ大統領は新イラク戦略を発表した。中間選挙で共和党の敗北で、ブッシュ政権はイラク戦略の見直しを迫られていた。12月中旬、超党派の「イラク研究グループ」が米軍の段階的撤退を含んだ提案を行い、それに対してブッシュ政権がどのような反応を示すのか注目されていた。そして、今日発表したブッシュ大統領の演説では、逆に2万人の米軍の増派計画を明らかにしたのである。同時に、イラク政府に対して今まで以上に国内の治安確保の責任を迫る内容であった。また、ブッシュ大統領は初めて、イラク戦略の間違いを認め、議会に対しても新戦略の検討を求め、必要があれば、戦略の修正にも応じるとの柔軟な姿勢を示した。米軍増派は、以前からネオコンたちが主張していた事柄である(以前のブログを参照)。ただ、アメリカの選択は「悪いものか、それほど悪くないものか」という2つの選択であり、これでイラク戦争の展
イラク問題を考えると、憂鬱になります。もっとも、「ベトナム戦争の末期だ」という評価には同意できない部分が多いです。第1に、フセイン体制の打倒という点ではイラク戦争は成功したということです。第2に、ベトナムより困るのは、占領統治で誰が「敵」なのかということが明確ではないということです。まず、治安を安定させるよりほかないのですが、ベトナム戦争のように、特定の勢力を叩けば済む話ではないので、「出口政策」が見えにくい印象があります。イラク研究グループの報告書の前文を読んでいないので適当な話ですが、提言の中身よりも、アメリカ国内において超党派でこの問題に関してコンセンサスを形成するしかけとして重要なのだろうと考えております。 イラクの占領統治に関しては、私は「タカ派」です。簡単に言えば、民主化までゆかなくても、イラク国内の治安をある水準まで回復するまでは粘るしかないだろうと。ここで頭が痛いのは、治安
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く