フリーソフトウェアの開発と普及を支援しているFree Software Foundation(FSF)の顧問弁護士を務めてきたEben Moglen氏が、同財団の理事会を去ることになった。理由は、FSFのもの以外のフリーソフトウェアプロジェクトや教育に専念するためだ。 Moglen氏によると、今FSFを去るのは「GNU General Public License version 3」(GPLv3)が完成に近づいたからだという。 GPLはFSFの管理下にあり、数多くのオープンソースソフトウェアやフリーソフトウェアが、配布ライセンスとしてGPLを採用している。GPLv3の策定過程においては、特許およびデジタル著作権管理(DRM)を巡る制限に対して、プロプライエタリとオープンソース双方の参加者から非難が上がり、議論が沸き起こった時期もあった。 Moglen氏は、米国時間4月23日付の自身のブロ