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ブックマーク / somethingorange.net (14)

  • 地獄への道はいつも善意で舗装されている(とは限らない)。 - Something Orange

    ネットの森をさまよっていると、しばしば「地獄への道は善意で舗装されている」という箴言を見かける。検索してみたところ、この言葉、もとはイギリスのことわざであるらしい。さらなる元ネタはシラーだともいうが、よくわからない。 まあ、「善意で行動したことであっても、思わぬ悲劇を生む原因になりえる」という程度の意味だろう。なかなか含蓄が深い言葉ではある。 しかし、たまにここから「だから善意での行動は信用できないのだ」という結論が導かれているところを見かけると、「ちょっと待ってくれ」といいたくなる。たしかに善意は時に悲劇を生むかもしれないが、やはり悪意で行動するよりは善意で行動したほうがいいと思うのだ。 そもそも、だれかがある行動に対して「あなたの行動は善意がもとになっているからあてにならない」と批判するとき、その動機もまた善意なのではないか。すべて善意があてにならないなら、善意を批判する善意もまたあて

    地獄への道はいつも善意で舗装されている(とは限らない)。 - Something Orange
    mimizuku004
    mimizuku004 2010/09/09
    『耳に痛い意見が間違えていることもある』ってなんかおかしくね。耳が痛い意見ってそれが自分の欠点とかを正確にとらえてるから耳が痛いんであって、間違ってる意見聞いても別に耳が痛くはならんのじゃ。
  • 乱暴な言葉遣いの人間は差別する。 - Something Orange

    先日、Twitterにこのようなことを書いた。 特にネットでは、ぼくは意見の正否「だけ」で相手を判断するつもりはもはや全くない。下品な人間の相手をすることはいやだし、ひとの悪口を安全なところから吐く人間にかかわるのもいやだ。しらないひとと不毛な議論をする意欲もない。それで当然だと思っている。そうすべきでない理由はあるだろうか? 「意見と人格は切り離して考えるべき」「嫌なやつのいうことでも正論は正論」という考え方があることはわかるけれど、逆にいうと「いくら正論をいっていても嫌なやつは嫌なやつ」であるわけで、そういう人間は遠ざけたい。遠ざけることが逃げだとは思わないし、閉塞だとも感じない。精神衛生上の問題。 まあ、「意見だけはとりあえず受け入れて、その人物は遠ざける」というのがいちばん適切な対応かな……。「批判は受け容れるべき」という言葉には条件付きで賛成できるけれど、「批判は無条件で受け容れ

    乱暴な言葉遣いの人間は差別する。 - Something Orange
    mimizuku004
    mimizuku004 2010/09/02
    我ながらいい加減しつこいなとは思うんだけど、言ってる内容が乱暴な人に言われてもな(「島本和彦はひとのこといえるのか問題」について、島本信者の俺が書く。 - 一切余計 http://j.mp/c7ywbm)。/ http://j.mp/bd7sJP
  • くたばれネット評論家。 - Something Orange

    藤子不二雄の名作『エスパー魔美』に、芸術と批評の関係を扱った「くたばれ評論家」という有名なエピソードがある。 主人公、魔美の父親は画家なのだが、あるとき、某評論家から手ひどい批判を受け、怒る。その姿を目にした魔美は超能力を使ってその評論家にいたずらするのだが、父は喜ぶかと思いきや、諄々と魔美を諭すのだった。 「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ。どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」 魔美が、でも、さっきは怒っていた癖に、というと、父はこう答える。 「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!! あいつはけなした! ぼくはおこった! それでこの一件はおしまい!!」 芸術家の矜持を見事に描き出した名エピソードである。であるのだが、もしかしたら既に通用しなくなっている考え方かもしれない、とも

    くたばれネット評論家。 - Something Orange
    mimizuku004
    mimizuku004 2009/06/16
    以前http://d.hatena.ne.jp/mimizuku004/20080208/1202473302を書いた俺からすると、「お前が言うな」に尽きる。
  • 島本和彦はひとのこといえるのか問題。 - Something Orange

    漫画家島和彦のこの発言が気になっている。 「再創造を突き詰めるとガイナックスになる。ガイナックスはせっかく大ヒットを生み出してるんだから全部自分で考えればいいのに、あーいらいらするなぁ、また人のせりふを使ってるのかおまえら! と。ガイナックスのようなジャンルはあっていいが、自分で作れるんだから、自分から考えろと」(島さん) 「作り手を“やる気”にさせる著作権とは――島和彦氏など語る」 島さんはこの件でガイナックスに電話をかけたらしい(笑)。 ま、その場かぎりのことと思ってこその放言のようだから、一々その成否をあげつらうつもりはない。いいたいことはわかる。 ただ、おもしろいと思うのは、ぼくから見ると島さんもガイナックスもそう変わりはないように見えることである。 こういうふうにいうからには、島さんは自分の作品は「全部自分で考え」ていると思っているのだろう。しかし、かれの作品の大半は

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  •  日本文学賛歌。 - Something Orange

    世界最高の日文学 こんなにすごい小説があった (光文社新書) 作者: 許光俊出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/10/14メディア: 新書購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (18件) を見る 釈迦に説法かもしれないが、念のため、小説を読むコツを記しておこうか。 楽しく小説を読むコツ、それはつまらない作品は読まないことである。 つまり、「なんだかこの作品、退屈だな」とか「この作者、気に入らない」と思ったら、さっさと読むのをやめてしまうことだ。無理して最後まで読むうちににおもしろくなる、ということだってなくはないが、不幸にして最後までつまらないと、無駄なことをした気がしてしまう。そんなは、数年後には読んだことすら忘れてしまうのがオチだ。それより、途中で放り投げて、新しいを読み始めよう。正確の不一致なら、無理をして付き合い続けてもダメなのと同じ。 その通り。

  • エロゲを小説と比べるな。 - Something Orange

    タイトル通り、エロゲの文章をそのまま小説と比較しても無意味だよね、という話。 この場合のエロゲとは、いわゆるノベルゲーム(画面全体に文章が表示されるゲーム)を含むアドベンチャーゲーム一般を指す。 ネットには、エロゲの文章部分を抜き出し、良いの悪いの上手いの下手だのと語るひとが少なくない。しかし、ぼくなどはそれ全部まとめて無意味じゃね、と思ってしまう。 あたりまえのことだけれど、エロゲは小説ではない。だから、小説を評価する基準で評価することは出来ない。 もちろん、エロゲの文章にも、エロゲの文章なりの巧拙はあるだろう。しかし、その基準は小説の基準と同一ではあり得ない。 エロゲの文章は、あくまでも映像や音楽、またゲーム要素によって補完されることを前提としたものだからである。漫画から台詞だけを抜き出して巧拙を語ることが無意味であるように、エロゲから文章だけを抜き出して良し悪しを問うことも無意味だ。

    エロゲを小説と比べるな。 - Something Orange
  •  メディアミックスの良否は「わかってる度」が決める。 - Something Orange

    アニメ『ゼロの使い魔』の第2期「双月の騎士」は、どうやらいまひとつの評価に終わったよう。 この構成で行こうと考えたのは誰だ。あと、ルイズに“犬犬!”連呼させておけばツンデレだとでも思ってたんでしょうか?いろいろ勘違いにもほどがある。ちょっと、頭、冷やそうか。 ――「ゼロの使い魔?双月の騎士?」第12話 う、うーん。シーン単位ではかなり良いところもあったけど、全体のシリーズ構成がいまふたつくらい。もうちょっとなんとかならんかったんだろうか・・・ シリーズ屈指の燃え展開の7巻?8巻を最後に持ってきたのは良かったと思うんですが、明らかに尺が足りていなかったような。だって後半10分で別離→再会しちゃうんですよ? もともと1期でも原作と細かい展開が違ったため、2期もそのまま原作とは経過がかなり違ってました。ルイズの姉二人の出番増量なんかは悪くない変更だと思えましたが、筋がアレなのでちょっと残念。

     メディアミックスの良否は「わかってる度」が決める。 - Something Orange
  •  唐沢俊一の仮面の下(帽子の下じゃなく)。 - Something Orange

    先程、一通のメールが届きました。 http://www.shakaihakun.com/data/vol067/main01.html 一行だけかよ。 ぼくのところに来るメールはこんなのばかりだな。 たまには、「高二の女の子です。id;kaienさんのファンになりました。会ってくれなんていいません。影から思っていていいですか」とかそういう内容はないのか。あったら怖いけど。 ま、一見URLに見せかけた暗号とかじゃないだろうから、このリンク先を読んで記事を書けということでしょうね。 えい、クリック。 あ、何だ、唐沢さんと村崎さんの対談じゃないですか。 村崎▲ネットでの一部の炎上ぶりに反して実際はどういう状況になってるかは、オレも全部聞いているんで言いたくて言いたくて仕方ねえんだけど、また前回みたいにカットされるのも会話の無駄なんでやめとくよ。それにしても、ここまで来たら唐沢さんも実刑喰らって投

     唐沢俊一の仮面の下(帽子の下じゃなく)。 - Something Orange
  • Something Orange - 『らき☆すた』に見るChanging Same。

    『らき☆すた』について、id:Shsgsさんから反論が返ってきたので、答えてみる。 らき☆すたのよさを説明したものとして「女子高生の"日常"だからよい」あるいは「オタクな女子高生の"日常"だからよい」といったものがみうけられました。実は、kaien様ご指摘の部分については「日常」という言葉に比重を置いて言及をしていただきたかったということがあります。すなわち、わたくしは「女子高生の"日常"だからよい」という主張は肯定できないよと答え、かといって「オタクな女子高生の"日常"だからよい」といったように「オタク」という単語をつけたからといって肯定できるものでもないよとわたくしは主張するわけであります。 なるほど。ちょっとずれたやり取りになっているかもしれませんね。修正するよう努力しましょう。 もう一度確認しておくと、この「日常」という言葉について、id:Shsgsさんはこのように書いておられます

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  • Something Orange -  バカを相手だと思わないと、と唐沢俊一はいった。

    唐沢俊一さんが例の盗用事件にかんする報告をサイトにうpしていますね。 今回の原稿の当該部分の掲載については、山川惣治・著『サンナイン』のあらすじ紹介を記載する文章の参考として手元にコピーし、メモしておいた漫棚通信氏のサイトの文章を、原稿執筆時、当方のケアレスで、ほぼそのままの形のものをペーストしてしまい、あらすじ引用という当該部分の性質上、原稿チェック時にその文章の同一性につい意識が回らぬまま、結果的に引用の条件を満たさぬ形で掲載する形になってしまったものです。 なるほど。この期に及んで「ケアレスミス」で済ますつもりですか。もとの文章を細かく改変して掲載しておいて、「ほぼそのままの形のものをペースト」してしまったも何もないかと。 文章全体を読むと、あいて側の主張をおとしめようとする意図が明らかで、非常に印象が悪いと思います*1。せめて「漫棚通信」にリンクくらい貼ればいいのにね。 今回の件で

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  • Something Orange -  ジュブナイルポルノは百合小説の夢を見るか?

    お嬢様×お嬢様―ふたりは恋ドレイ!? (美少女文庫) 作者: わかつきひかる出版社/メーカー: フランス書院発売日: 2007/07/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (7件) を見る 「えっ。ウソッ。弘司くんとしてなかったの?」 「セックスはしたけど、キスはしてなかった」 「うん。そうね。私もおんなじ。なんでだったのかな……。弘司くんは好きなんだけど、キスする相手とは違う気がしたの」 「私も弘司が好きだよ。でも、唇は夏美にって思ってた」 わかつきひかるの新刊。 タイトルからもわかる通り(いや、わからないか?)主人公の少年とふたりのお嬢様のエロエロ三角関係の物語である。 で、これがちょっとおもしろい。ふたりのヒロインが主人公のことを大好き(はぁと)なのはデフォとして、お嬢様ふたりも恋愛関係にあるのである。 いや、もちろんそれもヘテロ男性向けポルノとし

    Something Orange -  ジュブナイルポルノは百合小説の夢を見るか?
  • Something Orange - オススメ書評サイト一覧。

    先日、リクエストがあったので、普段、読書生活の参考にしている書評サイトをいくつか挙げておきます。あいうえお順。 どこからどこまでが書評サイトかは微妙なところですが、とりあえずid:kim-peaceさんのところはつるみく(鶴屋×みくる)萌えサイトと認定して外しました。 だれかぼくのためにも「ハルヒ」のイラスト描いてくれないかな。 ・「アルファ・ラルファ大通りの脇道」 ほぼ1日1冊のペースでSF、ミステリ、ホラー、海外文学などを読みまくっているウェブログ。 最近、読書ペースが落ちまくっているぼくなどから見ると、頼もしい限り。書評の信頼度という点で言うなら、ここが一番かもしれません。 タイトルからして「アルファ・ラルファ大通り」ですからね。わかる人にはわかるんです。ええ。わからないひとはGoogleで検索してください。名作です。 ・「一日一歩〜青橋由高の特別でない毎日〜」 ジュブナイルポルノ作

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  • Something Orange - 「キャラ」を見ずに「作品」を語るひとたち。

    昨日、『零崎軋識の人間ノック』を読んでつくづく考えた。いやあ、キャラクター小説って、当におもしろいですね。 零崎軋識の人間ノック (講談社ノベルス) 作者: 西尾維新,take出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/08メディア: 新書購入: 7人 クリック: 66回この商品を含むブログ (236件) を見る ぼくだけではないと思うが、いったんあるキャラを好きになってしまえば、そのキャラがほかのキャラと絡む、それだけである種の快楽性が生まれる。『人間ノック』でいえば、玖渚友がちらっと出てきてわがまま言っているだけで何となく楽しい。 『涼宮ハルヒの憂』でいうなら、ハルヒとキョンがいつものように絡んでいるだけで一応おもしろいし、評判のよくない〈ネギま!〉の新作アニメも、お馴染みのキャラが出ているだけでそれなりに楽しく見れたりする。 涼宮ハルヒの憂 1 通常版 [DVD] 出版

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