春から山田孝雄「假名遣の歴史」のテキスト化を進めてゐたが、漸く年内中にPDF化まで漕ぎ着けた(出來れば製本まで進めたかつた)。爲事の遲い私にしては上出來だつた。材料自體は何年も前に揃へてゐたが、昔の舊字舊假名の本をOCRで讀みとるのは結構厳しいものがあつた。 次は誰をやつてみようかな。
コレステロール 健康 今さら聞けないコレステロール・健康についての情報を説明しているホームページです。このサイトを使用してコレステロール・健康について詳しくなりましょう。 TOP PAGE 体を動かさない生活が続いていたり、不健康な食事をしていると、血液検査を受けた時にコレステロールの異常が指摘されることがあります。 健康のためにはコレステロールの異常が発見された時には速やかにしかるべき対処を行って、改善しなければなりません。 健康的な食事を心がけることは、コレステロールの調整に深く関わっています。 特に油料理や、甘いものの摂りすぎが、コレステロールに関係します。 コレステロール値が高まるので食事制限が必要だと分かっていても、そう簡単に美味しいものを断つわけにはいきません。 コレステロールは異常値を示していても自覚症状に結びつかないので、症状を改善したいという切迫した動機に結びつかない人も
この本が出たのはゴールデン・ウィークの頃ですから、もう3ヵ月を過ぎますか。本来であれば共著者の一人として、本書を紹介し、広く勧めるべきところでした。 活字印刷の文化史 作者: 張秀民,大内田貞郎,豊島正之,鈴木広光,小宮山博史,宮坂弥代生,佐賀一郎,劉賢国,孫明遠,内田明,小形克宏,府川充男出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/05/04メディア: 大型本 クリック: 42回この商品を含むブログ (13件) を見る 本書の全般的な紹介は、先日公開された、編者の小宮山博史さんの文章があります。 漢字・仮名活字の世界史的位置づけ―『活字印刷の文化史』 こうして読むと、あらためてこの本の凄味といったものが分かり、またそのような本に場違いな原稿を書いてしまったのではという自責の念にとらわれます。 本書収録の原稿は、昨年INTERNET Watchで連載した“情報化時代”に追いつけるか?
展示品リスト 1.活版レシピ「わたしの馬棚」 2.活字書体見本帳「金属活字活版印刷ものがたり」限定版 3.六つの小林さん 4.すだれMac Book 5.わたしの馬棚(インスタレーション) 6.蒼頡四眼別漢字分布表 7.蒼頡スコープ 8.蒼頡像 9.temp pressのプロダクト 活版レシピ「わたしの馬棚」は、14ポイント岩田明朝体の活字ケースを分類ごとに色分けした16枚の活字ケースを原寸サイズでプリントした、一般的な文章が組める最低限の漢字が入った基本セットです。解説書が付いていますのでそれを見ながら和文活字ケースの配列の仕組みが理解できます。 活字書体見本帳「金属活字活版印刷ものがたり」限定版(サイン入り)東京・板橋にある活版印刷所「内外文字印刷株式会社」の保有する、岩田明朝体初号42ptから3.5ptのすべての活字が活版印刷された400ページに及ぶ活字見本帳です。活字と心中するつも
印刷物の携帯性や保存性、再生装置が不要などの、表面的機能性はしばしば指摘はされるが、電子メディアの画面との本質的で決定的な差異とは「五感への訴求力」である。 和紙やファインペーパー、ファンシーペーパーは感性機能紙とも言われる。 世界的に高い評価を受けているコンテンツを豊富に有する我が国であるが、そのコンテンツを意識の中にインプットしていく手段には伝統的な紙媒体、近年、急速に発展しているディスプレーなどの電子媒体が共存している。 old mediaの印刷物とnew mediaの電子メディアについて、「紙面と画面」について考えてみると、画面は視覚にしか訴えないしオーディオを組み合わせても主に目と耳の「二感」への訴求メディアといえる。 しかし、和紙やファインペーパー、ファンシーペーパーなどの感性機能紙とも言われる。印刷物には本などの情報出版においては、同じコンテンツでも文庫本と上製本では受け手に
2日目、7月18日はアトランタ中心部から近いオークランド墓地をグラフィックデザイナーのアリソンさんの案内でまわる「墓地のレタリング観察」。 朝7時半に現地集合ということで、土曜日だし電車の本数が少ないだろうと同僚のオトマーと私がホテルを出たのが朝6時15分。まだ夜が明けてない。 7時15分には墓地に到着。このオークランド墓地の目玉は「タイポグラフィのセクションがある」(!)でしたが、やはり朝早いのがきつかったのか、参加者は3人でした。 でも、お墓のレタリングは非常に興味深いものがあって、またアリソンさんの説明も丁寧で実によかった。これがその「タイポグラフィのセクション」です。1914年に建てられたお墓だそうで、当時と今とでは「タイポグラフィ」に対する概念が少し違っています。ここに眠っているのはアトランタのタイポグラフィ組合の人たち、主に新聞社などで働いた植字工たちで、小さい板状のがその人た
(19日に下書きして20日&23日に加筆、公開モウドにしたエントリ) 昨今超多忙だったりした鉄と亜鉛。でもまあ多忙といっても死ぬほどではなく。 さてそうこうしていると、モリサワから冊子「文字は語る」(アンケートに答えるとプレゼント、と言っているアレ)が届いたりしまして。 それとは関係ないのですが、ふと思い立って永字八法。つまり一つの文字に書の宇宙。八種類の運筆がふくまれておりますゆえに、永の字が上手く書けたら一人前だかなんだか。 じっさいのところ、数日前にふとDTP World 4月号の附録だった「OpenTypeグリフ一覧表」をみていたらまたヒラギノの数ウェイト重ね表示が掲載されていて「ふむぅ」と思ったわけでして、 というわけでリュウミンのL、R、M、B、H、Uを重ねて表示。 OTF(OpenTypeフォント)搭載のWindowsマシンで作業。Adobe Illustratorで6ウェイ
和文活字の可読性について、昭和十八年の『印刷雑誌』に、今井直一が「活字書体と読み易さ」と題する記事を残してゐる*1。これは、昭和二十四年に出された今井の単行本『書物と活字』第五章「和文活字の読みやすさ」の基になったもの。 Readability(可読性・読みやすさ)、Legibility(判別性・見わけやすさ)といった概念は、当時の欧文活字かぶれによって本邦の活字界にもたらされたモノの見方なんだども*2、当時はスノビズムに留まらない実際的な必要性があり、今井は「活字書体と読み易さ」を次の文句で書き始めてゐる。 近年視力保健に対する一般の関心が昴り昂り、近視予防の方法として、書籍雑誌に関して改善の諸方策が講ぜられつゝある。 今井の記事は『『印刷雑誌』とその時代―実況・印刷の近現代史』(asin:4870851911)にも収録されてゐるんだども、印刷図書館と国会図書館の双方で昭和十年代の『印刷
先日の記事「ケヶ个の何だらう」さ頂いたbakocutei_pontaさんのブクマコメントに、かうあった。 困った事にケとヶの中間ぐらいの大きさのがあって迷う事があります。そういう時に限ってカタカナでばっちり使われている時のケが同じ本文中になかったりして。どうしたらいいの! 己も気持ちは判ります。昔の活字になればなるほど、カタカナの字面が小さいですもんね。 で、以前から、「ケヶ个の活字見本」といふのを作らうと思ってました。 国会図書館所蔵、印刷局活版部『活字紋様見本』(明治18年)より 国会図書館所蔵、東京築地活版製造所『活版見本』(明治36年)より 印刷図書館所蔵、秀英舎『活版見本』(明治36年)より 精興社「邦文モノタイプ文字表」(青梅市教育委員会『活版印刷技術調査報告書』所収)より 大正期から昭和初期にかけての、大日本印刷さんとか凸版印刷さんとかイワタさんとかモトヤさんとか日本活字さん
某氏より御教示いただいた「サンヤツ」広告。サンヤツは新聞紙の第一面下部の書籍広告のこと。タテ三段分のスペースを八等分したところからそう呼ばれる。これは森田誠吾編『三段八割秀作集』(精美堂、一九七二年)に収録されている筑摩書房のサンヤツ。某氏いわく吉岡実作であると。 《この『三段八割秀作集』には筑摩書房の作例も8本紹介されているが、いずれも活字の構成の巧みさで抜きんでている。制作者名は宣伝課としか記されていないが、私は氏の数々の装幀の活字扱いから吉岡の作品と見た。》 たしかにかなり凝った文字組みだ。吉岡実の装幀はセンターが基本である。そういう意味ではこのサンヤツもタテの中心線を強く意識した構成になっている。たとえば「明治文学全集」の利き具合にシビレル。 ÷ 昨日の『新文学』の表4広告。「強力メタボリン錠」、これは疲労回復のビタミン剤。昨今話題のメタボすなわちメタボリックシンドローム(英 me
誠文堂新光社『アイデア』誌に連載され後に『組版/タイポグラフィの廻廊』(asin:4834400980)に収録された、府川充男さんと小宮山博史さん、日下潤一さんの鼎談「仮名と書体を見る眼」の中で、進行役(たぶん編集部の中の人)からマンガのアンチゴチについて話を振られた府川さんが、かうした話をされてゐた(『タイポグラフィの廻廊』154-156頁)。 漫画の吹出しの今のスタイルは、『少年マガジン』と『少年サンデー』を大日本印刷が印刷していたのが大きな要因になって定着したんだと思いますね。ゴシック+アンチックはたぶん大日本のハウス・スタイルだったんですよ。漫画の吹き出しのネームは、昔は色んな種類があって、和文タイプの清刷をそのまま切って貼ったりしているものが多かった。吹き出し全部が教科書体で組まれていた漫画もあったし、多様だったんです。写植は意外と少なかった。それが漫画週刊誌が登場してくると、大
あの庄司浅水が「本をつくるならば、いちどは、ぜひ、こんな装釘で、こんな造本で、自分の本もつくってみたいものだと、なんど思ったかしれない。」「こんど、その機を得て、本シリーズの中に、本書が加えられることになった。私にとって、こんなうれしいことはない。」と「あとがき」に記した『紙魚のたわごと』(昭和41年11月30日初版第一刷、朝日新聞社「随筆シリーズ」、装釘:原弘、印刷:精興社)253-258頁に、『定本 庄司浅水著作集』第14巻を参照先として記す向きが多い「精興社本」の記事があり、255頁にかういふ記述がある。 もうかれこれ三十年以上にもなるが、私はある新聞社の依頼で、新刊書の装釘評をこころみたとき、精興社で印刷した本の幾冊(多くは岩波本だった)かを取り上げ、「本邦活版印刷の最高峰をゆくものとして推奨するに足る」と評したことがある。その考えはいまも変らず、精興社本は現にそれを立証しつつある
トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所
第4水準の漢字には、1点のしんにょうで例示されているものが2文字存在する。𨑕(2-89-75; U+28455)と 𨕫(2-89-90; U+2856B)がそれ。 単純に考えれば常用漢字外だから2点になりそうなもんだけど(事実、上の2文字以外は2点になっている)、これだけがどうして?ということで、小池さんに伺ってみた。 理由は簡単で、この2文字に関しては2点しんにょうの用例がなかったから、ということらしい。JISの方で新しい字形を勝手に作り出すわけにもいかないので、用例どおり1点の字形で例示してあるとのこと。「𨕫」のしめすへんが「示」ではなく「ネ」なのも、同じような理由。 なるほど。
携帯用プラットフォーム Android の開発キット(無償)というものがあって、その中に Droid という書体のファミリーが入っているらしい。 というわけで、(例によってフォントを見るためだけに)下のページから早速ダウンロードしてみる。 Download the Android SDK - Android zip を開けて、tools/lib/fonts/default/ の中にフォントファイルを発見。中身は以下のとおり。 Droid Serif Regular, Italic, Bold, Bold Italic Droid Sans Regular, Bold Droid Sans Mono Regular Droid Sans Fallback Regular この Droid ファミリーは、Ascender Corporation の Steve Matteson が制作したもの
府川充男著『印刷史/タイポグラフィの視軸』(asin:4916043820)を読みながらメモした基本語彙集。 用語 意味 備考 版心 袋とじの中央部 - 魚尾[ぎょび] 版心に摺られた黒いベタ - 中本[ちゅうほん] 天地約19センチ、左右約13センチ 一番ポピュラー 半紙本 天地約24センチ、左右約17センチ 二番目にポピュラー、中本より一廻り大きい 小本(袖珍本[しゅうちんほん]) 中本より小さい - 大本[おおほん](美濃本) 天地約27センチ、左右約19センチ 美濃紙を二つ折りにしたもの、半紙本より大きい 横本[よこほん] 横長の本 - 題簽[だいせん](題牋) 表紙に貼る本の題名の入った紙片 - 絵題簽 絵も摺り込まれた大きな題簽 - 見返し 表紙を開けた右側。 署名や書肆名が摺られている 外袋 表紙の外に巻く袋。 残らないことが多い 版面[はんづら] 本文の面 - 匡廓[きょう
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