1、優勢に乗じて攻めかかる。 2、優位の地位・立場をいいことにして相手を威圧する。 「嵩に懸かった言い方」、 「嵩に懸かって攻め立てる」 などと言います。 「嵩」は、 文字通り、山が高いという意の字でしたが、 「食費が嵩む」、「荷物が嵩張る」、「嵩高い人」・・ というように、 高さというより、“かさ・体積”という意味で使われています。 「かさ」違いで、 「笠に着る」という慣用句があります。 1、微力な者が権勢者の後援を頼りにして威張ること。 2、自分の施した恩徳をいいことにして威張る。 こちらの「笠」は頭にかぶるものです。