タグ

ブックマーク / blog.goo.ne.jp/ikedanobuo (76)

  • 電波の市場 - 池田信夫 blog

    ソフトバンクがボーダフォンの日法人を買収することで、合意に達したという。ボーダフォンの撤退は当ブログでも予想していたとおりだが、ソフトバンクがそれを丸ごと買うというのは驚きだ。買収価格が2兆円だとすれば、そのうち1兆円ぐらいは免許の価値だろう。つまり日の制度では、最初に免許を取得するときは無償なのに、それを会社ごと転売するときには免許に巨額の価格がつくという非対称性があるわけだ。 しかも、この買収が成立すれば、ソフトバンクは携帯電話の「既存事業者」ということになる。「新規参入」の枠として予備免許の下りている1.7GHz帯はどうなるのだろうか(*)。周波数がオークションで割り当てられていれば、こういうややこしいことにはならない。ソフトバンクは、1.7GHzが不要なら、免許を第三者に売却するだろう。ところが日では、会社を売ることはできても、電波を売ることはできない。 ドコモなども、ポ

    monolith
    monolith 2006/03/05
    たしかに.どうするんだろう
  • 原著なき訳書 - 池田信夫 blog

    ビル・エモットの『日はまた昇る』(草思社)がベストセラーだそうである。中身は、去年10月のEconomist誌の特集をほぼそのまま訳したもので、活字をスカスカに組んで160ページだ。原著は出ていないのに、日語訳だけが出ている。 著者が「どうせ日人は英語が読めないからわかるまい」と高をくくっているのか、あるいは版元が「中身は薄くても株価が上がっているうちに出したい」と出版を急いだのか、いずれにしても日の読者はバカにされたものだ。こんな駄が売れるようでは、当に日が昇るのかどうか疑わしい。

  • Freakonomics - 池田信夫 blog

    Levitt & Dubner, Freakonomics (Morrow)は、経済学としては珍しくベストセラーになり、今でもAmazon.comで第5位にランクされている。タイトルはキワモノ的だが、著者のLevittはJ.B. クラーク・メダルを受賞した、れっきとした経済学者で、内容も実証データに裏づけられている。 たとえば、米国で1990年代に犯罪が半減したのはなぜか?著者は、その原因を1973年に連邦最高裁で妊娠中絶を合法とする判決が出たことに求める。貧しいシングル・マザーが望まない子供を出産した場合、その子供が犯罪者になる確率は高い。それが減少したため、20年後の90年代に犯罪が減ったのだという。 他にも、経済学の論理とデータを使って常識をくつがえす例があり、それがインセンティヴや情報の非対称性などの概念の説明になっている。学問的に新しい議論が展開されているわけではなく、デ

    monolith
    monolith 2006/02/26
    妊娠中絶と犯罪率
  • 池田信夫 blog:Not Invented Here(企業の研究者が自社開発にこだわりがちであることを戒める言葉)

    通信・放送懇談会で、松原座長はNTTの研究所について「研究開発は外部に出すべきだ」と記者会見で明言し、NHKの技研についても他の同様の研究所とまとめて独立行政法人にする案を示した。これに対して、NHKの橋会長は「直接放送に利用する技術は、視聴者なり、制作現場なり、体とつながっているからこそ、開発の目標、パワーが出てくる。分離しては、これらが欠ける懸念がある」と反論している。 今ごろこんな議論をしている日は、世界の流れから周回遅れだ。NTTのようにコモンキャリアが12も研究所をもっている例は、世界にない。そのお手だったAT&Tのベル研究所は、ルーセントに移された。放送局が研究所をもっている例も、他にない。電機メーカーでさえ、日のように各社が研究所をもっているケースは他にない。 IBMのワトソン研究所ができたのは1961年、「システム/360」に代表される大型コンピュータと、それ

    monolith
    monolith 2006/02/25
    研究所の話
  • Web2.0というbuzzword - 池田信夫 blog

    『ウェブ進化論』に何度も出てくるのが"Web2.0"という言葉だが、その意味ははっきりしない。梅田氏は、それを「ネット上の不特定多数の人々を、能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいく」技術やサービスだとするが、それは今に始まったことではなく、15年前からあるWeb1.0の特徴である。CNET JAPANがWeb2.0を特集しているが、皮肉なことに、その結論としてDeclan McCullaghは、これは「革命」だろうか。答えはおそらく否だ。むしろ現在の状況は、自生的秩序という単純な概念が、いかに大きな果実をもたらすかを鮮やかに示す例と捉えるべきである。と書く。私もパソコン通信のころからネットワークを見てきたが、最初にモザイク(WWW)を見たときに受けた衝撃に比べれば、梅田氏などが革命(revolution)だと騒いでいる特徴は、その必然的な進化(evolution)の結果にすぎない。彼

    monolith
    monolith 2006/02/22
  • ウェブ進化論 - 池田信夫 blog

    梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書)が、ベストセラーになっている。アマゾンでは、あの『国家の品格』を抜いて、総合で5位だ。私もきょう買って読んだが、はっきりいって電車のなかで気楽に読めるのが唯一のとりえである。 「当の大変化はこれから始まる」と銘打っているが、その中身はといえば「インターネット」「チープ革命(ムーアの法則)」「オープンソース」の三大法則だという。こんな話を今ごろ聞いて、感心する読者がいるのだろうか。グーグルがすごい、としきりに書いてあるが、出てくるのは「アドセンス」などのよく知られた話ばかり。その根拠として持ち出してくる"Web2.0"の意味もよくわからない。 要するに、ここ1,2年のIT業界の流行をおさらいして、キーワードを並べただけだ。たとえばロングテールの話などは、ウェブの数学的モデルとして重要な意味があるのだが、それもアマゾンやグーグルなどの事例を並べるだけ

    monolith
    monolith 2006/02/15
  • 産業政策の亡霊 - 池田信夫 blog

    経産省が民間企業を集めて「国産Google」を開発するための研究会をつくったそうだ。こういう「日の丸プロジェクト」は1980年代以降、ひとつも成功したことがなく、もう産業政策はやめようというのが最近までの経産省の立場だった。ところが、そういう「小さな政府」路線でやっていると、予算が削られるばかりだということがわかって、最近また「大きなお世話」路線が復活しているらしい。 こういう「産業政策の亡霊」が一定期間ごとに霞ヶ関を徘徊するのは、過去の失敗を失敗として総括していないからだ。以前、いわゆる「大プロ」(大型工業技術開発制度)の成果についての事後評価を調べたところ、ほとんど記録さえ残っていないことに驚いた。予算を獲得するまでの企画段階では詳細な調査・研究が行われるのだが、その結果(ほとんど失敗)については何も総括が行われていないのである。 こうして過去の失敗は、その責任も問われないまま忘れ

    monolith
    monolith 2006/02/12
  • 池田信夫 blog Japan after livedoor

    今週のEconomist誌で、ライブドア事件を論評している。論旨は、このブログの先週の記事とほとんど同じで、ライブドアのやったことは欧米なら明らかに犯罪だが、日の規制には抜け穴が多すぎるので、検察のリークする情報は信用できない、というものだ。そして結論は、「市場原理主義」を批判するよりも規制を強化し、証券監視委の権限を強化してスタッフも増やすべきだ、ということである。 日ごろ「小さな政府」を一貫して主張しているEconomistが、「日では、行政改革の問題は公務員の数を減らすことではない」と論じている。日公務員は、人口比でみると、OECD諸国の中でもっとも少ない(*)。それは、ある意味で日の政府が「効率的」だったことを示している。金融業界のように新規参入を禁止しておけば、政府は業界団体を通じて「卸し売り」で企業を監視できるからである。これに対して、オープンな市場では、新規参入し

    monolith
    monolith 2006/02/04
    管理の卸しと小売.なるほど
  • 池田信夫 blog:ライブドアの功績

    今週の週刊東洋経済で、ライブドア事件を特集している。それによれば、ライブドアの「錬金術」は、今回の逮捕容疑だけではなく、MSCBなどの金融技術から、株価操縦やインサイダー取引に近いものまで、実に多様な手口でやっていることがわかる。しかし、それが違法かといえば、ほとんど前例がないので、よくわからない。 このように「法の抜け穴をつく」というのは、必ずしも悪いことではない。デリヴァティヴなどの金融商品でもっとも利益が上がるのは、規制が多く整合性のない市場である。たとえば債券の利子には課税されるがゼロクーポン債には課税されないという税制の穴があるとすると、ゼロクーポン債などを組み合わせて利付債と同じポートフォリオを複製して税金を逃れる、というように「制度的レント」の鞘取りをするのが投資銀行の大きなビジネスだ。 もちろん行政のほうは、そういう穴をふさごうとするから、やがて利鞘は縮小し、投資銀行は

    monolith
    monolith 2006/01/31
  • ノーベル賞 - 池田信夫 blog

    monolith
    monolith 2005/10/11
  • http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/95b724728c1844df412adcf598f8ea51

    monolith
    monolith 2005/08/18
  • 命か特許か? - 池田信夫 blog

    きのうのNHKスペシャルで、AIDS治療薬の特許をめぐる対立を取り上げていた。「命か特許か」という問いにすれば答は自明だが、問題はそう単純ではない。ブラジルなどは政府が代用薬を大量生産して輸出しており、AIDS治療薬の国際価格が暴落したため、新薬開発が滞っているともいわれる。 一番いいのは「命も利益も」守ることで、そのためには現在の特許制度は最善のシステムとはいえない。特に薬品の場合には、Kremerが明らかにしたように、特許を政府などが買い上げることによって利益を守りながら命も守ることができる。こういうシステムは世銀や赤十字などが検討しているが、きのうの番組を見るかぎり、まだ実を結んでいないようだ。資金がないからか、製薬資にとっては在来の特許のほうがもうかるからか。 ただ、AIDSの「治療薬」というのは、しょせん対症療法で、HIVそのものをなくすわけではないので、開発援助で配布する

    monolith
    monolith 2005/08/01
  • http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/818ab2e103e8aea4a701d5544ee1925b

    monolith
    monolith 2005/07/23
  • 情報社会の倫理? - 池田信夫 blog

    「情報社会の倫理と設計についての学際的研究」なるものが、GLOCOMで始まるそうだ。 「社会を設計する」というのがファシズムの思想であることは、ハイエクの指摘したとおりだが、このGLOCOMというのは、ネット上の言論を理由にして研究員を解雇する組織だから、こういうスローガンもお似合いなのだろう。 それよりお笑いなのは「倫理」だ。言論に対してひとことも反論しないで、その発言者を解雇する行為は、彼らにとって「倫理的」なのだろうか。まあ「ファシストによるファシズム研究会」というのも、それなりにおもしろいかもしれないが。

    monolith
    monolith 2005/07/15
  • http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fef7a84267b027ed5a6e8a2a3755ea13

    monolith
    monolith 2005/07/15
  • http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/4f2bb324a791c1d475bdd5b55a0c76e6

    monolith
    monolith 2005/07/14