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ブックマーク / tazuma.hatenadiary.org (9)

  • なぜ白人の生徒は黒人の生徒よりいい点をとるのか?- Essay, dated

    エミリー・オスターのことはもう記事にしたけど、残りの12人を下のリストにそって順に一般向きの記事にしていったら、結構読んでくれる人がいるんじゃないか?、ということを思いついた。ただ一人でやるのはめんどくさいので、バトンみたいにして誰か一人づつやってくれたらいいな〜と思ったんだけど、やってくれそうな経済学のブログはそんなにないか...... まあ、とにかくまずはロラン・フライヤー(とレーヴィットの共著)の「Understanding the Black-White Test Score Gap .......」から。後は暇になったら考えよう。 で、まず前提としては、黒人の生徒は白人の生徒より圧倒的にテストの点数が低いっていうのがあったわけだ。もちろん、黒人がより恵まれてない環境にいるからそうなっているということもある。ただ不思議なのは、そのような変数をできるだけ含めた後でも、テストの差を説明

    なぜ白人の生徒は黒人の生徒よりいい点をとるのか?- Essay, dated
    monolith
    monolith 2007/01/19
    さてこの原因は何かということだが、彼らがいうには最初に入る学校の質が問題らしい。
  • 「ウェブ進化論」に「書かれていない」こと。どうして儲かるの?- Essay, dated

    ウェブ進化論 当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) 作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2353件) を見る いまさらながら「ウェブ進化論」を読んだんだけど、確かになかなか面白かった。新書としては最上の部類に入ると思う。面白いエピソードてんこ盛りだし、テンポもいいしね。でも、ちょっと引っかかったことがある。第一章の最初のページをめくると、「次の10年の三大潮流」として「インターネット」、「チープ革命」、「オープンソース」があげられた後、「......どの話も無料とかコスト低下とか、儲からない話ばっかりじゃないか。」というレトリカルな質問が発されている。そこで、いや実はこうこうこういうわけで、儲かるんだよ、という話が出てくることを期待すると、これがそういう話は表立っては出

    monolith
    monolith 2006/12/01
    情報的障壁と消費者のロックイン
  • 行動経済学へのバックラッシュ その1 - Essay, dated.

    最近目立ってきた行動経済学への批判。 下にいくつかリンクを張っておく。コメントは後ほど。 A. Rubinstein ttp://arielrubinstein.tau.ac.il/papers/behavioral-economics.pdf ttp://arielrubinstein.tau.ac.il/papers/74.pdf A. Shaked ttp://www.wiwi.uni-bonn.de/shaked/rhetoric Pesendorfer ttp://www.princeton.edu/~pesendor/book-review.pdf Gul&Pesendorfer ttp://www.princeton.edu/~pesendor/mindless.pdf G&Pへのコメント by Bryan Caplan ttp://econlog.econlib.org/a

    行動経済学へのバックラッシュ その1 - Essay, dated.
  •  オンラインオークションで談合? - Essay, dated.

    オンラインオークションといえばこんな話もあった。*1昔々の話、まだ入札額を手動で上げていくことができた前世紀の話だ。*2その頃、次のような「変わった」現象がeBayでよく見られた。例えば、あるオークションの期限が2週間だとする。その2週間の間、なぜか価格はほとんど0のままでほとんど動かない。そして最後の最後、オークションが閉じる寸前に、入札が集中して価格が跳ね上がるのである。 何故か?一つの説明は、オークションの参加者は暗黙に談合しているというものだ。詳しく言うと、参加者は次のような戦略をとっていると考える。まず(1)「最後の瞬間」まで、価格を上げることはしない。そして「最後の瞬間」に自分の最高金額を入札する。(2)誰かが(1)のルールを「最後の瞬間」の前に破ったら、他の参加者がその時点で最高金額で入札してくる。(ProxyBiddingを仮定しよう。すると、前にも述べたように、入札する時

     オンラインオークションで談合? - Essay, dated.
  •  早生まれは損? - Essay, dated.

    「早生まれ」は学歴でも不利?とのこと。初等教育を始めるのは遅い方がいいってことですか?うーむ、半信半疑。ひょっとしたら、知能の発達の問題じゃなくて、体の発達が比較的遅れている人はいじめられがちで、それが成績に影響するのかもしれない。入学時に同じ体格をしている、早生まれの人とそうじゃない人を比べてみればチェックできるが... この不公平を解消するには、5月生まれの人は5月から学校に通うというように、学生のプールを12分割するとかすればいいのかな。12分割が面倒くさければ、春夏秋冬それぞれに始まる学校をつくるとか(冗談ですが)。 記事には載っていないが(とても重要なのに!)、早生まれかどうかは学歴に影響を与えても収入には影響を与えないと元論文は主張しているよう。学歴は生産性に直接関係していない間接的なシグナルで、市場は、早生まれの人とそうじゃない人のシグナルを区別して認識しているということか?

     早生まれは損? - Essay, dated.
    monolith
    monolith 2006/07/19
    「早生まれかどうかは学歴に影響を与えても収入には影響を与えないと元論文は主張しているよう。」
  • アローの不可能性定理その2 - Essay, dated.

    さて、約束どおり、日記一日分で証明してみる。*1 定理. (UD),(P),(IIA)を満たす社会的ルールfは、(ND)を満たさない。 証明. 1.選択肢aがすべての人のランキングの最下位にあるとする。すると、(P)により社会的選好においてもaは最下位にある。 2.1のような個人のランキングの組をひとつ固定する。そして、個人1から順に、選択肢aを最下位から最上位へと移していく。(他の選択肢の間のランキングは一定に保つ。)するとどこかで、選択肢aの社会的ランキングは最下位でなくなるはずである。ちょうど選択肢aの社会的ランキングが最下位でなくなるのがk人目であるとしよう。このとき、比較的簡単に、選択肢aの社会的ランキングは最上位になっていることを示すことができる。*2 3.次にa以外の適当な2つの選択肢x,yに関して、このk番目の個人が独裁者であることを示す。次のような選好の組を考える。(1)

    アローの不可能性定理その2 - Essay, dated.
    monolith
    monolith 2006/04/22
    アローの不可能性定理の「90年代から出回っていたGeanakoplosの3つの証明のうちの一つ。確か最近ようやく出版されたはず。」
  •  刑の厳罰化は、犯罪を減らさない? - Essay, dated.

    犯罪をなくすにはどうすればいいか。全ての犯罪に死刑を適用すればよい。というのは冗談だが、犯罪をする人間を減らすには罰を重くすれば良いと考える人は多い。ベッカーとかも、そんなことを言っていたはず。しかし当にそうか? 次のような思考実験をしてみる。犯罪傾向の異なる多数の人間がいるとする。ここでは、スピード違反を例としてとろう。ある人はそれほどスピードに興味がないし、ある人はスピードを出すことに命を懸けている。それぞれの人は、だいたい標準速度を守るか、160kmでぶっ飛ばすかのどちらかを選択するとする。彼らが、スピードを出すかどうかは、彼らの好みだけでなく、それが警察に見つかるかどうかにも依存する。つかまると罰をらうからだ。だから、確率1で見つかるなら、誰もスピードを出さないし、確率1で見つからないなら、全ての人がスピード違反をする(と仮定する)。 一方で、警察はパトロールに出かけるか、出か

     刑の厳罰化は、犯罪を減らさない? - Essay, dated.
    monolith
    monolith 2006/04/18
    厳罰化の効果
  • 美人投票で相場に勝つ - Essay, dated.

    金融市場の例えとして、美人投票の話(ケインズ)がよく使われる。何人もの女性の中から美人をひとり選べ、ただし、平均して最も選ばれた人を選ぶべし、というあれだ。このゲームに勝つためには、自分が美人だと思う人に投票するのじゃなくて、他の人が投票する人に投票しなくてはいけない。だから、他の人が誰に投票するのか予想しなくちゃいけない。しかしもうちょっと考えてみると、事態はより複雑で、他の人も同じように考えるとすれば、他の人の、「他の人の投票に関する予想」を予想しなくてはならない。もちろんそうすると、次には他の人の、「他の人の、「他の人の投票に関する予想」に関する予想」の予想が必要で...と泥沼にはまる。この結果、どういうことがおきると考えられるか?例えば、すべての人が同じ女性を選ぶという極端な状況を仮に考えてみると、上の予想の連鎖を一応すべて現実と整合的にすることができる。もちろん、ポイントはこの女

    美人投票で相場に勝つ - Essay, dated.
    monolith
    monolith 2005/07/13
    美人投票
  • 病気になって、頭が良くなる?- Essay, dated.

    NY Times 6/3/2005 Ashkenazimと呼ばれる中央および北方ヨーロッパ出身のユダヤ人達には、少なくとも19種類もの遺伝的疾患が、ほかの地域の人々よりも多く見られる。*1 なぜそうなのかについては、様々な議論があった。例えばあのJared Diamond(”銃、病原菌、鉄”)は、Ashkenazimが長い間(少なくとも9世紀から18世紀まで)、平均以上の知能を必要とする職業に就くことを強いられたことが関係しているのでは、と1994年の論文で推測している。*2 ユタ大学のグループがこの仮説を進めて一の論文として発表し、話題を呼んでいる。*3確かにそれらの遺伝的疾患は高い知能と相関があるようなのだ。これらの遺伝的疾患の内、少なくともいくつかは、ニューロンの発育と結合を促進し、より密なネットワークを作ることに貢献している。つまり、知能を発達させる必要にせまられて、遺伝的な疾患

    病気になって、頭が良くなる?- Essay, dated.
    monolith
    monolith 2005/06/08
    馬鹿と天才は紙一重?
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