私は学習障害のある生徒に英語の読み書きをどう指導するかに関心があって、 国内外の実践を勉強したり実際に教室指導もしている。 子どもたちが英語の何に躓いて、どこが難しいのか、 どう対応すれば乗りこえていくことができるのか、 そういうことを子どもたちと一緒に模索するのが本当に楽しい。 ただ、英語教育全体については、少々腑に落ちない点がある。 英語の指導で、”読み書き指導”が必要だという観点が、 なぜ、こんなにすっぽり抜け落ちているのだろう。 (ここで言う”読み”とは、デコーディング=音と文字との対応 ”書き”とは、スペリング、つまり音を正しい文字で綴ること) なぜ、英語の読み方略(読み方のストラテジー)を育てるという手順をまったく踏まず、 最初から「読めるでしょ」といわんばかりに、 アルファベット単語を読ませ、書かせるのだろうか。 例えばチャレンジ教室ではイギリスのToe by Toe読み書き