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ブックマーク / mechaag.tumblr.com (14)

  • 物語とハイパーリンク

    ※初出2011-09-24 紙のが基的に読者はシーケンシャルに読んで行くことを前提に構成されているのに対して、Webコンテンツではその前提を取り払う方向に進化の余地があると述べてきた。 我々は紙のであっても、そうしたことをよくやる。この登場人物が前に出てきたのはどのシーンだっけ?と現在読んでいるページに指を挿みつつ、他のページをパラパラとめくる。推理小説など込み入った話だと、「じゃあ前々回に登場したのは…?」と遡っていき、指が足りなくなる(笑)。 また作者が意図的に設定する過去へのジャンプもあるだろう。「読者はお忘れかもしれないが、この人物こそ~」と、過去の話を読者に復習させる。 人物が登場した途端、その人物の生い立ちの話が始まって、それまでのストーリーは中断されることもある。これらは作者側が用意した「順路」なわけだ。「なんか急につまんない話がはじまったな」と、その部分をナナメ読みし

    物語とハイパーリンク
    moronbee
    moronbee 2016/09/29
    道(マップ)とともに、その人が辿った時間軸も行き来できるインタフェースも備えてほしい。SONYのジョグダイアルのような。
  • その山は誰かがとっくに登っているよ

    ※初出2011-08-09 議論に関するエントリについたコメントの中に「その主張は誰かがとっくの昔に発見しているよ」というものがあった。誰かが既に考えたことを、自力で発見するのはしばしば滑稽であり、「車輪の再発明」と呼ばれる。無価値なものとされる。 しかしこれこそ思考=知識という勘違いの最たるものではなかろうか。誰かが既にそこにたどり着いていることではなく、自分が自力でそこにたどり着くことに意義がある。テストの問題で「この答えは誰かがとっくに発見しているよ」と言ってどうするのだ?(笑)。自分でその問題を解くことに価値がある。これまで誰かが登った山を一つも登っていない登山者が、誰も登ったことのない山を登れるのだろうか。 大事なのは解決方法を知っていることではなく、解決方法を生み出せる能力の方だ。魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教えろ、とはよく言うことだ。 マンガとかで一子相伝の拳法の極意を

    その山は誰かがとっくに登っているよ
    moronbee
    moronbee 2016/09/28
    "ネット時代では何をネットから情報収集し、何を自力で考えるべきか、コントロールする術を身につけることが大事。マナーやリテラシーみたいなものよりも、この事の方がずっと大事なことだと思う"
  • 30代の社畜

    ネットではプロブロガーをはじめとするフリーランスの人たちが、サラリーマンがいかに悲惨かを日夜宣伝してくれている。なまじ間違いではないのも困った点(笑)。とはいえ良いところだってあるわけで、それをちょっと書いてみる。 過去何度か形を変えて述べているけど、企業を実質的に動かしているのは30代。むろん上には40代、50代のハンコを押すのが仕事の(笑)偉い人たちがいるけれど、具体的な中身を決めているのは30代。言っちゃなんだけど40代とか50代は「決めろ」と30代に指示するのが仕事。 だからその意味ではやっぱ上から言われたことをやってるわけだが、これはサラリーマンである以上は仕方ない。しかし具体的な仕事の中身を決め、自分の決めた通り多くの人が動くのは、これはこれで快感ではある(笑)。もちろんそれは重責の裏返しでもある。問題が起きれば「おまえが決めたんだから、何とかしろ」となるし。実際決めたのは自分

    30代の社畜
    moronbee
    moronbee 2016/09/27
    "これは大事なんだが肩書というのは肩書がなくてもできる人に、追認として付けるわけで、自分は肩書がないからそういうのを考えなくていいと思ってると、永遠にできない。"
  • 教育において流行を追いかけることの愚かさ

    先日、日の学校教育は10年間変わらず、変化についていけないと嘆く「なんちゃって」教育論者について述べた。馬鹿の一つ覚えのように「変える」ことがいいと思っている。無論変える必要があるものは変えるべきだが、変えることが自己目的化した人が多い。とにかく変えればよくなるんだ!と(苦笑)。悪くなる可能性だってあるわけで。 学力世界一のフィンランドでは「九九」を暗記せず、「電卓」を使う(シェーン・スノウ) | 現代ビジネス | 講談社 例えばこの記事。よく読むと2010年の頃の話をベースにしているらしい。 2010年春、ハーバード大学の研究者トニー・ワグナーが学校現場の視察にフィンランドを訪れた。 たしかにフィンランドは2006年のPISAで好成績を収め注目された。しかし2012年はかなりランクが下がっている。 「PISA2012」②~フィンランドの凋落 | アフター・フェア かつて学力大国として名

    教育において流行を追いかけることの愚かさ
  • 10年で時代遅れになる教育?

    https://twitter.com/setomasanori/status/769565546195001344 「現実的に学習指導要領の改訂は10年に一度しかできない。結果、致し方なく要領に準じた教育は時代遅れになりがちだ。だから、その時代のギャップを埋める場や構造が必要だ。」と述べたら、ある学校長に「君は私達教師を犯罪者にする気か?!」と叱責された。そのリテラシーの無さが予想外だった。 すらいむ君がRTしている。俺は教育現場については知らないが、10年で時代遅れになる教育って、どういうものを言ってるのだろうか。俺が受けた教育で時代遅れというのはあまり思いつかないのだが。 ああ、そういえばパンチカードを使ったFORTRANの授業は耐えがたかったな。まあ実務だよね。一部の科目。おまけみたいな。それとも工業高校とかそういうあたりの話なんですかね。学問そのものは考え方を教えてるのだから、時

    10年で時代遅れになる教育?
    moronbee
    moronbee 2016/08/29
    "「勝算あり」と思わせなきゃだめなんですよ。この話に載れば得だし、100%確実とは言わないまでも、賭けに乗る価値ありと思わせなければ。"
  • ベーシックインカム(笑

    https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/739661539104325635 その質問への回答は、7年前にブログに書いてますので、ぜひご覧くださいませ。 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090211 … https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/739664851866259457 納税は消費税払ってくれればそれでいいです。そもそも今でも「嫌々働いてる人」が払ってる所得税なんてたいした額じない。&勤労が国民の義務だったのは「全員で働かないとべていけない技術の進んでなかった時代」の話なので、もういいです なんどもいうけど基的にベーシックインカムを支持している人の8割ぐらいは、そもそもベーシックインカムを理解していない。 ベーシックインカムの「無条件で定額の給付金をもらえ

    ベーシックインカム(笑
    moronbee
    moronbee 2016/06/09
  • 「東京マグニチュード8.0」

    「東京マグニチュード8.0」というアニメを遅ればせながら見た。2009年の作品なのね。あれから東日大震災もあったし熊地震もリアルタイムで進行中。それにしてもこの作品泣けるね…。 中ほどで弟が死んでしまうのだが、主人公の姉は弟の幽霊(?)をずっと見てて生きてると思ってる。視聴者も最初は姉目線だから元気に回復したんだと思ってみている。ただところどころ「あれ?」というのが増えていく。だんだん。 それでも「いや、そんなことない」と、まるで姉が無意識に心の中に押し込めている現実に気付くまいとしているのを視聴者も同じように体験してるんだよね。「なんかいつもの弟と違う」「ああ、やっぱりいつもの弟だ」と両者の間を揺れ動いている。 最後の2話あたりで、「これはもうどう考えても…」という段階になっても、まだ一縷の望みを…。この先を知りたくない…、と。弟がいい子すぎる気がしないでもないけど、姉が理想の弟、も

    「東京マグニチュード8.0」
  • パリは燃えているか

    moronbee
    moronbee 2015/11/16
    "平和路線をとると逆に世界は戦争になる"
  • 死刑廃止の副作用

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    moronbee 2015/11/16
    "異なる文化・価値観の人達が一緒に住んでも良い結果を生まないことは歴史が証明してる"
  • 「心の社会」(マーヴィン・ミンスキー)

    ※初出2013-08-27 たとえるなら客観というのはボトムアップ、主観というのはトップダウンの思考だと思うのだよね。確実な事実をロジックで堅実に積み上げていく。事実誤認やロジックの組み立てミスがなければ、基的に組み上がったものは正しい。つまり「客観的に正しい」となる。 一方、「たぶんこういう真理がありそうだ」でスタートするのが主観。その真理の正しさを証明するにはなにが必要かをロジックを組み合わせて考えていく。ただあちこちに虫いがある。必要な「事実」が埋まっていない。特に下の方は虫いだらけでスカスカだ。それを人は「根拠がない」という。 でも最終的にピラミッド状のパズルを組み上げればいいわけで、どっちの方法が正しいというわけではない。下から積み上げていったら、寿命が残っている間にてっぺんまで組みあがらないかもしれない。すると「この人はなにを目指して、パズルを組み立てていたのだろう?」と

    「心の社会」(マーヴィン・ミンスキー)
    moronbee
    moronbee 2015/08/25
    主観と客観、トップダウンとボトムアップ
  • 財政・年金は破綻するか

  • 思考のトレーニングとは

    むかしゲームセンターのバーチャロンにハマったんだよね。人を操作して格闘技を行うストリートファイターとかはほとんどやらなかったのだが、なぜかバーチャロンだけは俺の嗜好にマッチした。 2Dのゲームでもマリオとかのように人を操作するゲームはどうも好きじゃない。グラディウスのように宇宙船を操作するゲームが好き。なぜなのか?と考えてみたところ、重力の要素が好きじゃないのかもしれない。宇宙船なら基的に上下左右どの方向にも移動は自由だが、人だとジャンプという方法はあるものの、どうしても上下方向の移動は左右と比べて制限される。むろんその制限がゲームの面白さでもあるのだけど、単に俺の好みじゃないというだけ。 バーチャロンも上下は制限があるのになぜ気に入ったのか。ゲーム内での上下方向の移動の重要さが低いからかもしれない。基的に地面を移動しながら戦うので。 とはいえジャンプも重要で、おもに索敵に使う。ジャン

    思考のトレーニングとは
  • 共同体と人口維持

    どうも自然派で自由を愛し自給自足生活に夢を抱いている人ほど、重要なことに目を向けない。それは人口の維持。昭和の初期頃まで続いていた日のムラ社会にしても、なにやら非合理・理不尽なものと頭から決めつけている。 閉鎖的な社会で自給自足を続ける場合に何より大事なことは料の安定供給。そして料を生産しているのは自分たちなのだから、料の安定供給=人口維持なわけだ。 ムラ社会が個人の結婚にさまざまな制限をかけているのは人口、ひいては料生産をコントロールするため。自給自足する以上はその人口は土地が供給できる料に制限される。それ以上人口が増えたら全員が飢えて料を巡る闘いになり、共倒れになる。人口が減っても料を生産する人手が足りなくなるから同じこと。 農耕地に限りがある以上はそれを上手に割り当てなければならず、そのために「家」という単位が必要だった。家の相続とは料生産の義務の相続。 近代化が進

    共同体と人口維持
  • 平和な30年の終わり

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