【ニューヨーク=中井大助】アシアナ航空のボーイング777型機が米サンフランシスコ国際空港で着陸に失敗した事故で、機長が機体の高度が落ちていると認識しながら、「オートスロットル(自動速度維持装置)が機能し、速度は維持できると考えていた」と米国家運輸安全委員会(NTSB)に説明していた。 結果的に速度の低下に気づくのが遅れ、着陸のやり直しの失敗につながった。 NTSBのデボラ・ハースマン委員長が9日の会見で明らかにした。事故機では、副機長が777型機の操縦経験を積むための訓練で操縦しており、機長が初めて教官役を務めていた。NTSBは交代要員の2人を含めた4人のパイロットから聞き取りをしており、記録装置などのデータと照合しながら事故の原因解明を進めている。 続きを読む関連記事訓練中の副機長が操縦 機長は初めて指導 アシアナ機事故7/9副機長はB777初着陸、機長も初「教官」 アシアナ機7/9
ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」は、テレビ史上初となるジェット旅客機墜落実験を行なった新番組『好奇心の扉:航空機事故は解明できるのか?』を11月6日(22:00~)に放送する。 実験は危険との隣り合わせ。UAV(無人飛行小型カメラ)で確認すると、墜落後もエンジンの1つがフル稼動していた。燃料経路に損傷があれば機体が炎上する危険性。タンクには2 時間分の燃料が積まれていた これまでは事故後のデータしかなかったために、推測しかできなかった墜落のメカニズム。番組では、そのデータを得ることにより、航空機の安全性を高めることを目的に、ジェット旅客機「ボーイング727」を、メキシコのソノラ砂漠に墜落させるクラッシュテストを行った。この企画のために、米国防省のミサイル計画従事者や元米海軍特殊部隊出身者などを含む400名の国際チームを結成。4年の歳月と数億円の費用をかけようやく実現に
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