雑記, 歴史認識 正直なところ、大日本帝国史における歴史認識問題や、現代日本の差別問題、歴史教育の問題等に限れば、自分を『中立』『中道』と位置づける人の中で、本当に中立的である人は、少なくとも自分がネット上で接した限りでは、非常に少なかった*1。そのことについて、なんとなく考えたことを書き散らしてみる。 さて、大日本帝国史における対外戦争や植民地統治、戦争犯罪、民族問題や、それを引きずる現代日本国の問題に関して、『中立』という立場がもしあるのであれば、それは歴史学において、全うな学者ならほぼ全員が同意するような基本的通説となっている大日本帝国史の蛮行を認め、そのような出来事を繰り返さないことを願い、被害者と事実に誠実に向き合う立場だろうと、自分は考える。 まずは通説となっている歴史的事項から見ていこう。以下に箇条書きにしてみる。明治以来敗戦までの大日本帝国の歴史において、他国・他地域を軍事