熊本県などでの一連の地震をめぐり、同県は1日、南阿蘇村で続けてきた熊本学園大4年の大和晃(ひかる)さん(22)=同県阿蘇市=の陸上での捜索活動を中止することを決めた。蒲島(かばしま)郁夫知事は雨や余震により捜索現場で大規模崩落が起きる可能性があるとして、「二次災害の危険性が極めて高い」と説明した。 熊本地震では、これまで関連死の疑いを含め66人が死亡しており、安否不明は阿蘇大橋(南阿蘇村)付近で土砂崩れに巻き込まれたとみられる大和さん1人になっていた。県は今後、ヘリコプターや河川監視カメラを使って捜索を続けるとしているが、陸上での捜索再開の見通しは立っていない。 大和さんは本震があった4月16日未明から安否が分からなくなっている。本震の直前、大和さんの車が阿蘇大橋方面に向かって走る様子を県警が確認し、県は土砂崩れに巻き込まれた可能性があると判断。16日から延べ2562人を投入したほか、二次
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