自民党の石破茂・元幹事長(発言録) 物心ついた頃、(安倍晋三首相の大叔父である)佐藤栄作政権が長く続いていた。その時に三角大福中、三木武夫氏、大平正芳氏、田中角栄氏、福田赳夫氏、中曽根康弘氏、圧倒的劣勢でも果敢に挑んだ人たちがいて、全員総理大臣になった。自民党ってそういう党じゃないか。困難な状況でも誰かがモノを言わなきゃいけないという思いが党の活力だったし、党に対する国民の信頼だったと思う。 たまたま、三木氏が佐藤政権に挑んだ時の演説の原稿を下さった方がいて、読む機会があった。誰かがモノを言わなければいけない、党が国民の心から離れてはいけない、そういうことをおっしゃっていた。私が恐れるのは国民のみだと。そして国民の心から離れたら、政党政治の終わりだと。感動した。あの時の佐藤さんの力は、ものすごかった。(5日放送のフジテレビの番組で)