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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (182)

  • 無徳無信 到此一游 無栄無恥 無地自容

    胡錦濤が国家主席を務めていたころ、中国で「八栄八恥」というスローガンがあちこちに貼りだされて話題になった。文字通り胸を張れること、恥ずかしいことをそれぞれ8つ並べたもので、こんな調子だ。 「以熱愛祖国為栄 以危害祖国為恥 以服務人民為栄 以背離人民為恥 以崇尚科学為栄 以愚昧無知為恥 以辛勤労働為栄 以好逸悪労為恥 以団結互助為栄 以損人利己為恥 以誠実守信為栄 以見利忘義為恥 以遵紀守法為栄 以違法乱紀為恥 以艱苦奮闘為栄 以驕奢淫逸為恥」 まぁ、祖国を愛し、誠実で、法律を守るのは栄光で、祖国を害し、無知で違法なことは恥......などと漢字が並ぶ。これらの漢字の意味が分かるならそんなこといちいち言われなくても分かっているだろうと思うが、中国では政治のトップがこうした訓戒を垂れるのが任期中の重要任務の一つになっている。毛沢東ならそれはイデオロギー丸出しのスローガンだったが、胡錦濤の時代に

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/31
    チベットやウイグルの文化の破壊にもそのうち触れてほしい。「「古い住宅、古い建造物が都市開発の名の元にあっという間に取り壊されてしまうこの国で、遺跡や古いものを大事にするような文化が育つわけがない」と」
  • 内部告発を促進する「トーア」の活用を急げ

    雑誌の『ニューヨーカー』が、内部告発を匿名で行えるネット上の投稿箱を設置した。投稿箱は「ストロングボックス」という名前で、機密情報の公開サイト「ウィキリークス」と同じく「トーア(Tor)」という幾層にも暗号化されるネットワークのしくみを利用している。ストロングボックスを利用して投稿されたドキュメントなどは、『ニューヨーカー』誌自身にも送り手がわからないため、内部告発者の身元を秘密に保つことができる。従って、当局がメディア会社にプレッシャーをかけて告発者が誰だったかを明かすよう迫っても、それができないわけだ。 ストロングボックスは、トーア・ネットワークに加えて、『ニューヨーカー』誌の出版社であるコンデナスト社のものからは隔離されたサーバー、ネット接続されていないコンピュータ、サムドライブなど、いくつものテクノロジーの層と手続きによって成り立っている。告発者は投稿すると同時にコードネームが与え

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/22
    「実は日本も無関係ではない。日本の警察庁が今、ISP各社に向けてトーアの利用を遮断するよう促しているというのだ」
  • 社員旅行で眺めた日本

    5月中旬、友人から携帯にメッセージが届いた。「日では日酒と、冷たいビールと、冷たい牛乳と、冷たいジュースと、冷たい水道水をそのまま飲んでも、わたしのお腹はなんともない! まだまだべたい飲みたいと思うくらい。中国ならそんなことをしたら1日もしないうちにバッタリだわ。ここは当に素晴らしい国!」 中国IT関連企業に勤めるチャンさんは、社員旅行で初めての日滞在中だった。毎日のように彼女から届く写真とメッセージを見て、6日間の滞在を終えて帰国したチャンさんにお願いして仲の良い同僚のシュウさん、モンさん、ビンさんに集まってもらった。チャンさんが得意げに温泉地から送ってきた写真に浴衣と丹前を上手に着こなして仲良く写っていた男性3人組だ。 残業で遅くなる、というビンさんを待たずに、4人で鍋を囲みながらおしゃべりが始まった。 ――旅行に参加したのは何人くらい? シュウ:うちの社員は20人、あと旅

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/21
    これは面白い。「日本のものがあんなに安いと思ってなかったな。中国の物価と比べるとずっと安いよ。タクシーと地下鉄は高いけど」
  • 「反韓」ヘイトスピーチを韓国人が慈しむ訳

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク [5月14日号掲載] 僕の「第三の故郷」新宿・新大久保が3月末、東京いや日で一番ホットな場所になった。韓流の聖地となったこの地で、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」による韓国北朝鮮、在日コリアンに対する排斥デモが行われた。さらにそれに対して差別反対を訴える反・反韓国デモも行われたのだ。狭い大久保通りを南北に挟んで対峙する彼らの様子は、まるで日の38度線のようだった。 「嫌韓」は以前から存在した。だが、今回のデモはこれまでネットの中にとどまっていた人々が実際に姿を現し、韓国・朝鮮人に対して「たたき出せ」「殺せ」「ゴキブリ死ね」といったヘイトスピーチを繰り返した点が大きな特徴だ。その差別主義で原理主義的な行動は、平和で優しい日のイメージとはおよそ懸け離れている。 排斥デモに対抗して立ち上がった勇気ある市民は「レイシストをしばき隊」という、ちょ

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/20
    クォン・ヨンソク氏「被害者意識を持ち、反日あるいは嫌韓を生きがいにする人の心を変えるのは困難なことだ。だったら僕は思う存分嫌ってくれていい、と言いたい」「自分を嫌う相手を同じように嫌うのはバカらしい」
  • 安倍首相、中東「原発売り込み」外交の成果は

    今月始め、安倍首相はサウディアラビア、UAE、トルコを歴訪した。首相の中東訪問は、安倍氏が最初に首相となった時以来の、6年ぶりだ。民主党時代には、外務大臣クラスの歴訪だけだったので、久々の首相外交になる。 今回ほど経済外交の色彩がはっきりしているのは、珍しい。二年前には韓国の李明博大統領(当時)が、大量のビジネスマンを引き連れて湾岸産油国からトルコなど各国を訪れ、建設事業から韓流ドラマまで、大々的な韓国製品の売り込みを行った。そのとき巻き返せなかった憤が、ここに噴出したのかもしれない。 日製品、企業は中東で圧倒的な知名度と信頼を維持しているので、日の対中東経済外交の復活は、現地の人々も歓迎するところだろう。遅ればせながら戦後復興ビジネスに参入が活発化しているイラクからは、「ようやく日が戻ってきた」と、期待を寄せる声が聞こえてくる。 だが、経済外交の目玉が原発というのは、なんともしっ

  • 水と報道:見えない基準と真実

    「ニセモノ品」はもうすっかり中国のキーワードになってしまった。以前「外怖い」でも書いたように、かなりの人たちが「毒品」を警戒するようになった。 日人に比べて意外に鷹揚な中国の人たちがピリピリし始めたのはやはり、2008年秋に暴露された「メラミン入り粉ミルク」事件からだったと思う。「毒ミルク事件」と呼ばれるようになったこの事件(詳細は「たかが粉ミルク、されど粉ミルク」)は、栄養補給源をミルクに頼っていた乳児たちが被害者になってしまったことで中国全土を震え上がらせた。 実はわたしも広い意味でこの「毒ミルク」の被害者の一人である。調査の結果、工業用化学物質のメラミンが入っていたのは最初に報道された三鹿乳業ブランドのものだけではなく、実際は酪農家の中では「タンパク質の検査値を高める」と言われてかなり出まわっており、お取り潰しになった三鹿以外に、光明、伊利、蒙牛などの製品からも検出された。不

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/11
    なんだか、よく分からん話だな。
  • 日中衝突の今だからこそ中国語を学ぶ意味

    今週のコラムニスト:李小牧 〔4月23日号掲載〕 歌舞伎町案内人の目から、思わず涙がこぼれた──。 久々にヤクザとトラブルになって監禁されたわけでも、浮気が見つかって中国にハイヒールで頭を殴られたわけでもない。2番目の日(私は4人と6回結婚している!)との間に生まれた「二男」(3人の息子の母親はみな別人だ!)がこの春、大学に入学したのだ。スーツ姿で入学式に出た息子の晴れ姿を見て、中国で小学校しか出ていない私はとても感動した。 息子が入学したのは東京の国士舘大学。中国語・中国文学専攻だ。国士舘は戦前の右翼団体・玄洋社の流れをくむ私塾として創設され、一般的に右寄りの学校と思われている。「右」にやたら敏感な在日中国人の先輩の中には、「あの学校の『傾向』をキミはまったく理解してない!」と、マイクロブログの微博(ウェイボー)で私を批判する人もいた。 ただ警察官への就職率こそ高いが、国士舘大

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/07
    李小牧さん。息子さんの進学おめでとう。
  • 猪瀬発言:「イスラーム初」か「アジア初」か

    猪瀬都知事の発言が原因で、オリンピックの東京招致に影が差している。 「イスラム国はけんかばかり」という侮蔑的表現が取り上げられることが多いようだが、その発言を弁解するときに「雑談のつもりだった」と言った、「イスラム圏初ってそんな意味あるのかなあ」という発言のほうが、筆者は気になる。なぜなら半世紀前に東京でオリンピックが行われたときの、最大のウリが「アジア初のオリンピック」だったからだ。 そこで思い出したのが、1964年の東京オリンピックの際のゴタゴタである。 問題が起きたのは、オリンピック開催まであと2年強となった1962年8月、インドネシアで開催されていたアジア競技大会でのこと。この大会に、イスラエルと台湾の参加がインドネシアによって拒否されたのである。インドネシアは、インドのネルー首相やエジプトのナセル大統領と並んで、1955年以降アジア、アフリカ諸国を席巻していた非同盟諸国運動の中核

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/02
    このインドネシアの話は知らなかった。「「アジアの一員として」が、日本の国際社会進出の鍵だった」
  • 地震の後で

    4月20日の朝8時過ぎに四川省雅安市蘆山県を震源地として起こったマグニチュード7の地震から10日が経った。わたしはご多分にもれず、発生した時に眺めていた中国語のツイッター経由で地震を知った。そこから、みるみるツイッターにいる人たちが「何かしなきゃ!」という気分を高ぶらせていくのを目にした。その日の午後すぐに2008年の四川大地震の時にはまだティーンエイジャーだった青年が、携帯電話のメッセージサービスで「誰か、一緒に被災地にボランティアに行かないか?」と呼びかけていた。 だが、地震から1週間後、その青年は友人結婚式に参列したと青島から写真を送ってきた。ツイッターのタイムラインでも被災地や地震に関わるつぶやきはもう半分以下に減っていた。08年5月の地震では夏休みを利用して沢山の人達が「ボランティアに行く」と被災地に詰めかけて、逆に被災地の人たちを困惑させたが、今年はわずか10日後にやってきた

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/01
    ある種の「成熟」が見られるということか。政府や公的機関に対する信頼があんまり、というのがなー。「今回の地震で見せつけられた、これまで気づいていなかった変化と人々の気持ちの切り替えの速さ」
  • ボストンから四川へ~ニュースでつながる世界

    まったく今週は慌ただしい1週間だ(そしてこれを書いている時点ではまだ終わってない)。 ボストンで現地時間の月曜日に起こったマラソン大会での爆破事件中国では火曜日の朝に目覚めて知った人がほとんどだったが、マラソンに興味もなく、はたまたボストン・マラソンなる行事があることを必ずしも知らない人たちも、インターネットにアップされた爆発の瞬間を捉えたビデオを追いかけた。その結果... 国産マイクロブログの微博などで喝采を叫んだ人がいたという。わたしはその書込みを直接目にしていないが、それを目にしたらしい人たちが憤っていた。だが、この国にそんな人たちがいることは、ある意味不思議でもなんでもない。 わたしは2001年の9.11を北京で経験した。事件の衝撃もさることながら、その翌日、通りかかったあるデパートのテレビ売り場で、飛行機が突っ込む瞬間が何度も映しだされており、そのたびに笑い声と拍手が上がってい

  • 鳥インフルエンザ騒ぎに見る「知識不在社会」

    まったく......一難去ってまた一難、とはこのことですね。 去年の秋からにわかに北京の空を「彩った」PM2.5。そのまま映画「バットマン」の撮影もできそうな、くら〜く立ち込めた灰色のスモッグが続いた冬がやっと過ぎ去ったと思ったら、今度は上海の上流から大量のブタの死骸がどんぶらこ、と流れてくるホラーまがいの話。日頃はその河で魚を捕っている人たちがサルベージ業者に急遽転身(だって魚は捕れないし)、結果すくい上げたその数なんと1万6千頭とか。 「中国は人口が多いから」というのが中国人が物事をあきらめるときの決まり文句だが、多いのは人口だけじゃなかった! 原因は上流の養豚地区で疫病が流行ったから、とか、「これまでブタの死骸を引き取っていた業者が大規模逮捕されたため」とか、さらには「その業者が死んだブタを肉として売っていた(から摘発された)」とか、「病死したブタが河に流されたんだから、水質はどう

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/04/11
    「知識不在社会」というのは日本もその傾向があるとは思うが、中国に比較すれば、公的機関とマスメディアに対する信頼がまだある分マシ、ということだろう。メディアが自由になった方がパニックになりにくい。
  • イラク:地方選挙で反政府派再燃か

    イラク戦争から10年なのに日での反応はさっぱり、と前回、書いた。 一方で、アラビア語の主要メディアは、4月9日になって「10年」回顧の記事を多く掲載している。そう、10年前に米軍がバグダードの市中に入り、サッダーム・フセインの銅像を引き倒して、「実質的なフセイン政権の打倒」を実現した日だ。アラブ諸国にとっては、米英が勝手に攻撃を始めた3月20日よりも、外国の手でフセイン政権が倒された4月9日のほうが、振り返るべき日なのだろう。 特に、最近ではイラクでの死者数が再び増えている。イラク・ボディ・カウントによれば、昨年1年のイラク人民間人の死者は1か月平均で380人で、それ以前より40人ほど増えている。2012年から増えた、というと、つい2011年末に米軍が撤退したせいか、と考えがちだが、月によって200人から500人までばらつきがあるので、一概にそうもいえない。 それより最近の治安の悪化の原

  • アップルの「旨み」

    「神経病!」(キチガイだ!) 周囲の人たちはみんな一言、吐き捨てるようにこう言って顔をしかめた。わたしの知っている限り、彼らの半数以上はアップルのiPhoneiPadのユーザーだ。もちろん、自宅や職場で使うコンピュータがマックだったり、スマホもタブレットも全部アップル製品で統一している人もいる。 だが、顔をしかめたのはそうした「果粉」(「アップルファン」の意。アップル「蘋果」とファン「粉絲」を掛けあわせた造語)だけではない。アンドロイドやウィンドウズPCにこだわりを持っている人たちですら、今のこの騒ぎになんともいえない気分を抱いている。中国でスマホやタブレットを使う人でここ1週間、この騒ぎを話題にしたことがない人はいないはずだ。 「この騒ぎ」とは、前回拙稿「権利とメディア」で触れた「315晩会」以降、激しさを増す「アップル叩き」だ。 3月15日の「世界消費者権利デー」に国営全国テレビ放送

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/03/31
    中国官製メディアのアップル叩きは、アップル製品に中国製部品を使わせようと画策していたことの裏返し、という推測。(満更ありえない話でもなさそうだが…。
  • まだまだ視界不良な日中関係改善の切り札は

    今週のコラムニスト:李小牧 〔3月19日号掲載〕 日政府による尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化で、わが祖国と第2の祖国が抗争状態になって半年がたった。日を訪れる中国人観光客は大きく減ったままで、先日の春節(旧正月)の休暇で家族と訪れた沖縄でも目立つのは台湾や香港、東南アジアの旅行客ばかりだった。 さすがの歌舞伎町もすっかり閑古鳥が鳴いている──と読者の皆さんは思うかもしれないが、実はそうでもない。最近日人の酔客が増えたのはアベノミクス効果だろうが、中国人の、特に文化人というべき人々も春節休暇中に相次いでこっそり日、そしてわが歌舞伎町を訪れていた。 1人は中国のマイクロブログのに1000万人のフォロワーを持つCCTVキャスター。ほかにも中国を代表するネット企業の副総裁や、圧倒的な視聴率を誇る地方テレビ局の人気司会者、さらに地方テレビ局トップがお忍びで日を訪れていた。中には歯を治療

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/03/25
    李小牧さんのコラム。「領土問題で対立しているとはいえ、中国人の「日本ニーズ」は根強い」
  • 権利とメディア

    3月15日は「国際消費者権利デー」。そんな日があることを、中国に来てから初めて知った。実は1962年のこの日にケネディ米大統領が発表した一般教書で「消費者4つの権利」を提唱したのにちなんで、「国際消費者機構」が1983年に「消費者運動統一行動日」と定めたという(Wikipedia)。 まぁ、中国は原則は「労働者の国」である。労働者や農民の側に立つ政府という建前になっているので、消費者が対峙する企業家などという社会の「搾取者」への抗議を展開するのはまるで「当然のこと」ということなのか、毎年政府が主体になって「国際消費者権利デー」キャンペーンが行われる。 わたしの記憶では2002年ごろの中国「消費者権利デー」のメインテーマは「ニセモノ叩き」だった。全国に散らばる偽ブランドやニセモノ商品、そんなものをあぶり出す「ニセモノ叩きのプロ」といわれる著名人が複数いた。 とはいえ、振り返ってみるとその頃か

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    nijuusannmiri 2013/03/21
    特に珍しい話でもないなと思ったが、最後の「だんだん微博離れが始まっている」というのがとても気になった。
  • たかが粉ミルク、されど粉ミルク

    3月1日から香港で施行された条例が、中国で大きな論争を引き起こしている。いや、正確に言えば論争はほぼ「香港vs中国」状態に近く、このまま民間感情がヒートアップすれば、経済的な資源を大きく中国に頼っている香港に大きなダメージをもたらしかねない、とわたしは懸念している。 これは正確には既存の「進出口(一般)条例」の2013年版が改正されたものだ。これまでなかった「許可証を持つ者を除き、粉ミルクの輸出を禁ずる。年齢16歳あるいはそれ以上の人物が、24時間以内に1.8キロ、即ち二缶を超える粉ミルクを香港外へ持ち出してはならない」という条項が加えられ、実際に施行初日の1日には香港から中国へ向かう税関で香港人8人を含む10数人がこれに違反したとして拘束され、粉ミルク50缶あまりが押収された。中には一人で15缶を持ちだそうとした人もいたという。 だが、なぜ「粉ミルク」なのか? それも酪農国でもない香港が

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    nijuusannmiri 2013/03/11
    「中国の「絶望感」と香港の「嫌悪感」」
  • アルジェリア人質事件「真に安全を確保するために」

    2月21日、経済同友会が外務省に提言を提出した。テーマは、アフリカ。これまでNGOやボランティアの活動の場というイメージからすれば、アフリカが財界の提言対象になるのには、意外な感があるだろう。だが、アフリカ諸国の資源、成長する経済がますます重視される一方で、近年中国アフリカに急速な勢いで進出。提言で指摘しているように、アフリカは「援助先ではなく投資対象」として、日企業の関心が高まっているわけだ。 この提言が目を引いたのは、まず先般のアルジェリアでの人質事件を踏まえているということ、そして海外で活動する日人の安全確保に「人材育成が必要」としていることだ。人材育成のために留学生や研修生をどんどん受け入れたり、日から専門家を派遣すべき、と述べている。アルジェリア事件を受けて「危険=テロ=自衛隊に任せろ」的議論が蔓延しがちななか、思わず「正論」に拍手した。海外での安全確保は、軍事力よりもま

  • 無人機はこうして攻撃する

    昨年、アフリカ北部のジブチで取材中、米軍基地に向けて着陸態勢に入っていた米軍の無人機を目撃しました。滑るように私の上空を通過し、米軍基地の中に入っていきました。その先は、基地のフェンスで見えませんでした。 その場所から見て、アラビア半島南部のイエメンでの作戦行動の帰りだった可能性があります。 では、この無人機は、どのような行動をとっているのか。誌2月19日号の「知っているようで知らない無人機攻撃の怖さ」が取り上げています。 米軍の無人機の運航基準について、米NBCニュースが入手したオバマ政権の内部文書を解説しています。 たとえば2011年9月、イエメンでアルカイダ系組織の指導者で米国籍のアンワル・アル・アウラキが無人機攻撃で殺害された事件。訴追されていない人物の殺害は、米憲法修正5条(法に基づく適正な手続きなしに生命を奪われない)違反ではないかという批判がありました。 文書によれば、外国

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    nijuusannmiri 2013/02/20
    結構前に極東ブログでもあった話。
  • 中国の大気汚染を日本人は「利用」すべきだ | 東京に住む外国人によるリレーコラム | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    今週のコラムニスト:李小牧 〔2月12日号掲載〕 主に現地でコメンテーターとしてテレビ出演するため、1カ月に1回は中国に帰る私だが、この頃は3日程度ですぐ日に戻りたくなる。理由は簡単。あまりに空気が悪いからだ。 連日ニュースで話題になったのでご存じの読者も多いだろうが、最近中国各地の都市部で深刻なスモッグが発生して、国民の生活に多大な影響が出ている。ただでさえ数が少ないせいで数時間待ちの行列が当たり前の中国の病院は、今や喉や目の痛みを訴える患者でパンク寸前だ。 北京など中国北部はこの時期、最高気温が0度という厳しい寒さを迎える。中国人は屋内暖房用として「暖気(ヌアンチー、蒸気スチーム)」をガンガンたいてこの季節を乗り切るのだが、問題はその燃料。石炭を燃やすので、大量の排ガスが出るのだ。 この時期にスモッグが大量発生しているのは、明らかに屋内暖房用に石炭を燃やし過ぎていることが原因。だが、

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/02/18
    李小牧さんの記事。こういうのはやったらいいと思う。
  • 成熟した高齢者世代が日本を元気にする

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク [1月22日号掲載] 国民のほぼ4人に1人が65歳以上という長寿大国日の超高齢化は避けられない。ちまたでは「老人国家」や「衰退国家」と懸念されているが、僕は逆に高齢化する日に希望を抱いている。今の日には世界に誇るべき「グランド・ジェネレーション(GG、かつてのシルバー世代)」がいるからだ。 僕は日のGG世代を尊敬している。韓国の同じ世代が儒教倫理の下、時に上から目線で強圧的なのに対して、日のGG世代は概して謙虚かつ柔軟で、聞く耳を持っている。韓国の老親みたいに子供に生活費や小遣いを要求したりせず、連絡を入れるだけで喜んでくれる。 日韓のGG世代では政治意識も対照的だ。今回の韓国大統領選は保守的な50代以上の結束が勝敗を決めた。彼らは開発独裁の下で経済成長を達成した故朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の時代を懐かしみ、財閥中心の経済構造を容認する

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/01/28
    団塊世代以上をひとかたまりと見てるっぽいところが微妙だが、立場が変わるとこういう風に見えることもあるんだな、と。