覚せい剤取締法違反容疑で女優の酒井法子容疑者(38)に逮捕状が出たことを受け、最高裁は7日、酒井容疑者主演で制作した裁判員制度のPR映画「審理」について、この映画を使った広報活動を自粛することを決めた。 最高裁によると、裁判員制度を紹介するウェブサイトで行っていた「審理」の動画配信を停止し、「審理」についての情報も削除した。 また、映画のDVDを全国の裁判所に配布し、貸し出したり、イベントで上映したりしていたが、すべて取りやめる。庁舎内などに掲示しているポスターもはがすという。 映画で、酒井容疑者が殺人事件で裁判員を務める主婦を演じた。映画は約7100万円でDVD約19万枚を制作。制度の周知に活用していた。