首都高C2中央環状線の北側にある「飛鳥山トンネル」。前後区間は高架にも関わらず、ここだけトンネルになるうえ、内部には起伏も存在します。実は首都高の「峠」ともいえる場所でした。 鉄道も道路も、急な地形の変化を克服している 首都高C2中央環状線のトンネルといえば、西側区間にあたる山手トンネル(全長18.2km)が有名ですが、もうひとつ、高架が主体の北側区間にもトンネルが存在します。板橋JCTと江北JCTのあいだ、飛鳥山公園の下をくぐる飛鳥山トンネル(東京都北区)です。 道路トンネルとして日本最長の山手トンネルに負けず劣らず、このトンネルもかなり特徴的です。 板橋JCTからC2は、内回りが上、外回りが下に重なる2層の高架区間となります。江北JCTへ向かう外回りは、やがて下り坂となり、「急勾配6%」の看板を過ぎ飛鳥山トンネルへと吸い込まれていきます。 トンネルを下がっていくと、今度は少しだけ上り坂