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ブックマーク / sorae.info (7)

  • NASAの火星探査機「インサイト」が最後のセルフィーを撮影

    【▲ NASAの火星探査機「インサイト」が撮影した“最後のセルフィー”。2022年4月24日撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech)】こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「InSight(インサイト)」が撮影したセルフィー(自撮り)です。インサイトのロボットアームに取り付けられているカメラを使って2022年4月24日(ミッション1211ソル目※)に撮影された複数の画像を組み合わせて作られたもので、NASAのジェット推進研究所(JPL)から2022年5月23日付で公開されています。 左右に展開された2枚の太陽電池アレイをはじめ、表面を塵に覆われてしまったインサイトの様子が一目瞭然です。JPLによれば、この画像はインサイトが撮影した最後のセルフィーとなりました。 ※…1ソル=火星での1太陽日、約24時間40分 2018年11月27日にエリシウム平原へ着陸したインサ

    NASAの火星探査機「インサイト」が最後のセルフィーを撮影
  • 白亜紀後期の地球は表面が約12度回転する「真の極移動」を経験した可能性が高まる

    【▲ アポロ11号から撮影された地球(Credit: NASA)】中生代白亜紀のある時期に地球の表面が自転軸に対して回転し、そして元に戻そうとする力が働いたかのように揺り戻された。そんな可能性を示す研究成果が学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載されています。中国科学院地質・地球物理研究所のRoss Mitchellさん、東京工業大学地球生命研究所/カリフォルニア工科大学のJoe Kirschvinkさんなどが参加した国際研究グループによれば、当時の地球表面は自転軸に対して最大で約12度回転した可能性があるようです。 ■地球表面が800万年の間に約24度回転した可能性、古地磁気データの分析結果が示す地球の表面と自転軸が交わる場所は北極点および南極点と呼ばれていますが、これらの位置は不変ではなく、地質学的な長い時間をかけて少しずつ移動しています。実際には地球の表面が回転することで生

    白亜紀後期の地球は表面が約12度回転する「真の極移動」を経験した可能性が高まる
  • 木星に小天体が衝突 京都大学の観測チーム等が捉える

    【▲ 観測された木星の閃光(Credit: OASES)】10月15日(金)、小天体が木星に衝突したことが原因と思われる閃光を木星の北半球で日の天体観測家らが観測しました。この出来事は米国のニュースサイト「Space.com」や「Newsweek」、国内では「NHK」などが報じています。 この衝突現象は、京都大学附属天文台の有松亘特定助教が率いる「OASES(Organized Autotelescopes for Serendipitous Event Survey)」によって観測されています。 京大のプロジェクトチームがTwitterに投稿した内容によると、沖縄県の宮古島に設置したPONCOTS観測システムを用いて可視光500-750nm及び889nmメタンバンドの2種類の波長域による同時観測に成功。これは世界で初めての事と言います。 また、投稿された木星の画像はメタンバンドで撮影さ

    木星に小天体が衝突 京都大学の観測チーム等が捉える
  • 火星探査機インサイト、スコップと砂を用いて太陽電池を覆う埃の一部除去に成功

    【▲ 火星探査機「インサイト」がロボットアームのスコップを使って機体上面に砂を落とした後の様子(Credit: NASA/JPL-Caltech)】アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は現地時間6月3日、火星のエリシウム平原で延長ミッションを行っている火星探査機「InSight(インサイト)」の太陽電池を覆う埃の一部を取り除き、発電量を増やすことに成功したことを明らかにしました。 ■スコップから砂を落として太陽電池の埃をはらうインサイトは2組の太陽電池から電力を得て稼働していますが、2018年11月の着陸から2年半が経った現在はその表面が砂埃に覆われています。JPLによると、2021年2月時点でインサイトの太陽電池が生み出す電力は、埃に覆われていない状態と比べて約27パーセントまで低下しているといいます。 過去にNASAの火星探査車「スピリット」や「オポチュニティ」

    火星探査機インサイト、スコップと砂を用いて太陽電池を覆う埃の一部除去に成功
  • 惑星に含まれる放射性元素の量が生命の居住可能性を左右する?

    放射性元素の量が異なる3つのケースを描いた図。上:放射性元素が多く火山は活発だが磁場を持たない惑星。中:磁場を持ち地質活動も生じている地球のような惑星。下:放射性元素が少なく磁場は持つが地質活動が生じない惑星(Credit: Melissa Weiss)カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)のFrancis Nimmo氏らの研究グループは、惑星に含まれる放射性元素が生命の居住可能性に及ぼす影響を調べた研究成果を発表しました。研究グループによると、放射性元素の量が居住可能性を左右する重要な要素となっている可能性があるようです。 ■放射性元素が少なすぎると地質活動が生じず、多すぎると磁場が生成されない可能性地球の内部にはウラン(U)やトリウム(Th)といった放射性元素が含まれていて、これらの元素が崩壊する時に放出されたエネルギーは最終的に熱(崩壊熱)となります。放射性元素の崩壊熱は惑星

    惑星に含まれる放射性元素の量が生命の居住可能性を左右する?
  • 千葉県周辺に7月2日に落下した「習志野隕石」が国際隕石学会に登録

    独立行政法人国立科学博物館、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立極地研究所、国立大学法人九州大学は、7月2日に千葉県習志野市と船橋市に落下した隕石を分析し、分類をH5普通コンドライト(球粒隕石)と確定し、この隕石は11月1日に国際隕石学会に「習志野隕石(Narashino)」として登録したことを発表しました。 「習志野隕石(Narashino)」は、2020年7月2日午前2時32分に関東地方上空を大火球が通り、これに伴って千葉県周辺に隕石が落下しました。同日、1つ目の隕石片が千葉県習志野市のマンションで発見され、千葉県立中央博物館を通じて国立科学博物館に同定依頼があり、ガンマ線測定を行って宇宙線生成核種を検出し、最近落下した隕石であることを確認しています。 国立極地研究所の分析結果により、鉱物組成からHグループ、岩石学的タイプは5であることから「H5 コンドライト」であることが

    千葉県周辺に7月2日に落下した「習志野隕石」が国際隕石学会に登録
  • 太陽のハビタブルゾーンに惑星が少ないのは木星が原因?

    TRAPPIST-1で見つかった7つの系外惑星(TRAPPIST-1b~1h)の想像図と地球(Earth)を描いた比較図(Credit: ESO/M. Kornmesser)太陽のハビタブルゾーンを周回する地球は生命の存在が知られている唯一の惑星ですが、これまでに4000個以上が発見されている太陽系外惑星に目を向けると、「TRAPPIST-1」のようにハビタブルゾーンを複数の系外惑星が周回している惑星系も見つかっています。今回、恒星のハビタブルゾーンには最大で幾つの惑星が存在し得るのかを算出した研究成果が発表されています。 ■太陽のような恒星では最大6つの惑星がハビタブルゾーンに存在する可能性みずがめ座の方向およそ40光年先にある赤色矮星TRAPPIST-1では地球に近いサイズの系外惑星が全部で7つ見つかっていて、そのうち3つはハビタブルゾーンを周回しているとみられています。TRAPPIS

    太陽のハビタブルゾーンに惑星が少ないのは木星が原因?
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