Rustで値の文字列表現を返すにあたって、 String を直接返すのではなく Display を実装するのが一般的です。この派生パターンとして以下の4つのパターンを紹介します。 基本: 文字列化を実装したいとき 文字列化をインターフェースに含めたいとき カスタム文字列化 カスタム文字列化をインターフェースに含めたいとき 基本: 文字列化を実装したいとき Displayを実装すると、文字列化できるようになります。 println!, format! などのフォーマット処理から呼べるようになるほか、 .to_string() というヘルパ関数が使えるようになります。 以下はプログラミング言語処理系において、「変数」をあらわす構造体に文字列化を実装する例です。 Playground pub struct Var(String); impl std::fmt::Display for Var {
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