ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議が4日、中国福建省アモイ市で開かれ、6回目の核実験を行った北朝鮮を強く非難し、温暖化防止の枠組み「パリ協定」の全面履行を全ての国に要求する「アモイ宣言」を採択した。 トランプ米大統領が自国優先の保護主義的な通商政策を進める中、議長国、中国の習近平国家主席は演説で「保護主義に反対する」と表明、宣言も保護主義に「断固として反対し続ける」と明言した。米欧主導の国際通貨基金(IMF)などの国際経済機関で新興国や発展途上国の発言権拡大を目指すことも盛り込んだ。