亀山紘石巻市長は5日、市大川小津波訴訟の原告勝訴確定を受けて続けてきた児童遺族宅への謝罪訪問を終えたことを明らかにした。 市教委によると、訪問は今年1月に始めた。亡くなった児童74人の全54遺族のうち、面会して焼香や謝罪ができたのは33遺族。21遺族が訪問を拒否するか辞退した。今月1日に宮城県外の1遺族から辞退するとの回答があり、全遺族の意向を確認できた。 亀山市長は5日の定例記者会見で「学校管理下で子どもの命を守ることができなかったことをおわび申し上げてきた。今後もご遺族にしっかりと寄り添っていくことが必要だと考えている」と述べた。 東日本大震災の津波で死亡・行方不明となった児童23人の19遺族が市と県に損害賠償を求めた訴訟は2019年10月に最高裁が市と県の上告を退け、学校側の事前防災の不備を認めた仙台高裁判決が確定した。亀山市長は19年12月に市側の過失を認め、遺族に正式に謝罪した。
宮城県警南三陸署は24日、南三陸町戸倉の小細谷地区の海岸で、東日本大震災の行方不明者を捜索した。 署員8人が堆積した石を手でよけたり、先端にかぎが付いた棒で消波ブロックの間をかき分けたりして手掛かりを捜した。 今回の海岸での捜索は2018年3月以来。近隣住民から漂着物が増えているとの情報が寄せられたのを受け実施した。 同町の行方不明者は5月末時点で211人。尾形憲治郎地域課長は「行方不明者の帰りを待つ家族の気持ちに応えるため、今後も捜索を続けていく」と話した。
北朝鮮による横田めぐみさん=失踪当時(13)=らの拉致問題を描いた映画「めぐみへの誓い」の完成披露試写会が19日、秋田市であった。同市のほか男鹿、北秋田両市など秋田県内がロケ地の中心。協力者ら約250人が招待された。 会場は5月に閉館した映画館「ルミエール秋田」。映画はめぐみさんや他の拉致被害者の北朝鮮での生活や、娘を取り戻そうと行動する家族の姿などを描いた。上映時間は1時間43分。来年2月に公開される。 上映前のあいさつで、製作委員会の松村譲裕代表は「日本全体が本気になって被害者を取り戻そうという思いを持たなければならない」と強調。野伏翔監督は「秋田の人の協力に感謝している。拉致問題を自分のこととして捉えてほしい」と語った。 製作委は上映資金を募っている。連絡先は松村代表090(3368)3155。
JR東日本秋田支社は、新型の電気式気動車「GV-E400系」を導入し、青森県田舎館村と秋田県能代市を結ぶ五能線全線や奥羽線、津軽線で12月中にも運行を始める。 電気式気動車はディーゼルエンジンで発電機を動かして得た電力によって、モーターを回して走行する。新潟支社が管内の羽越線などで2019年8月に導入しており、JR東日本管内では2例目。 車体はステンレス製で、全長19.5メートル、幅2.8メートル、高さ3.64メートル。外装に日本海の水平線をイメージした青と白のラインを入れたほか、車内の座席の仕切りや天井は、世界遺産・白神山地のブナの木目を基調とした。 秋田支社管内では、五能線全線(東能代-川部)、奥羽線の秋田-東能代間と弘前-青森間、津軽線の青森-三厩(みんまや)間に計23両を導入する。20年度内に現在運行しているディーゼルエンジンのキハ40系、48系気動車と入れ替える予定。 支社の担当
仙台市中心部の上空で確認された浮遊体。気象観測用気球とドローンを組み合わせているとの指摘もある=17日午前10時15分ごろ、仙台市青葉区五橋から南東方向を撮影 宮城県上空などで17日に目撃された気球のような白い物体を巡り、仙台市科学館や仙台管区気象台には市民から問い合わせが相次いだ。関係機関も正体は分からず、専門家からは「小型無人機ドローンと組み合わせた気象観測用気球では」との指摘もあった。 市科学館には17日、市民から「空に浮かんでいるものは何か」、「他に聞いても分からないので教えてほしい」など10件以上の問い合わせがあった。 職員が午前9時から望遠鏡で観察したが、2時間ほどで見えなくなった。担当者は「どのようなものか分からなかった」と話した。 管区気象台にも市民から多くの問い合わせが寄せられた。気象庁が気球を使って気象観測する場合もあるが、東北では秋田県内だけで実施しており、気球の形状
仙台市内で東北初の新型コロナウイルス感染者が確認され、緊急記者会見する郡市長=29日午前9時30分ごろ、仙台市役所 仙台市は29日、新型コロナウイルスの感染者が、市内で1人確認されたと発表した。感染者の発生は東北で初めて。 市によると、感染者は市在住の70代男性で、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客。船内で14日間の健康観察を終え、陰性を確認後、20日に下船し、公共交通機関を利用して移動した。28日に微熱などの兆候があり検査入院し、検査の結果、29日に陽性が判明した。状態は落ち着いているという。 【動画】郡和子仙台市長の緊急記者会見全内容 https://www.kahoku.co.jp/movie/archive/2020/cEOn0maTjzE.html
台風19号で甚大な被害を受けた宮城県丸森町に伝わる東北最古の「猫神さま」の石碑が、現地に残っていた。土砂にのまれたと思われていたが、研究者が現存を確認した。猫神さまは養蚕の守り神とされ、町内には日本一多くの石碑と石像があり、町おこしに一役買っている。その象徴的な碑が失われずに済み、関係者はほっとしている。 東北最古の石碑が伝わるのは、土砂災害が発生した五福谷川沿いの中島地区・中島天神社境内。江戸時代後期の文化7(1810)年の年号と「猫神」の文字が刻まれている。丸まった猫の姿を彫った安政5(1858)年の石像もある。 氏子によると、天神社の拝殿は約1.8メートル床上浸水し、泥が入った。大量の流木は鳥居で食い止められ、直撃は避けられたが、境内にあった小さなお堂は約300メートル流された。 猫神さまを調査している同県村田町歴史みらい館専門員の石黒伸一朗さん(61)が台風襲来直後に2度現地を訪れ
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