15日に閉幕した徳島市の阿波踊りについて、主催した実行委員会の委員長を務める徳島市の遠藤彰良市長は23日の会見で、「市長が表に出てやることに疑問が呈された。自分が委員長をするかも含めて来年に向け実行委で協議したい」と話し、委員長の去就を含めて運営を見直す考えを示した。 阿波踊りは、昨年まで主催していた団体が、累積赤字問題をきっかけに破産手続きに入った。今年は、市が市内企業などと新たに実行委を設立して主催者となった。その後、祭りの運営方法をめぐって、実行委と人気踊りグループ(有名連)団体が対立する騒動があった。観客数は記録が残る1974年以降で最少の約108万人(前年比15万人減)だった。 遠藤市長は会見で、「今回(の実行委の形)はあくまで緊急避難」とし、運営について点数を聞かれると、「合格点の80点。市の職員が急きょ、準備して頑張った。失敗したとは言えない」と評価した。ただ、踊り手団体との